【スタプリ第48話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第48話
「想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」
Aパート
オープニング飛ばし
アバンから暗い雰囲気で始まったと思ったら「企画」のテロップですよ、今回はあの底抜けに明るいスタプリオープニングが聴けないわけです。
初見の時は、万事解決でオープニングENDかな?なんて期待していましたが普通にエンディングで終わりました。プリキュアのダンスは大切だものね。その分本編をしっかりやりたかったんだなぁと思います。
スタープリンセス
フワは、無事使命を果たしました…宇宙は、救われました
なんなんでしょうね、ただ起こった事実を言っているだけなのにこの感じ。
ひかるが目の前で落ち込んでいるんですよ、もっと、他に言うことはあるんじゃないですかね。
フワはスタープリンセスが生み出した物であり、恐らく蛇遣い座のプリンセスのように力を回復すれば簡単にフワを復活させる事もできるんでしょう(記憶はダメっぽいですけど)。
ただ、スタープリンセス達は宇宙を創造した身、とてつもなく長い年月を生きて?いるわけなので、今更これしきの事で思考が変わるわけがない、と考えるとしっくりは来ます。
蛇遣い座のプリンセス
器を消したくない、その想いが大いなる力、その完成を邪魔したのだよ
次回予告でわかっていた事ですが、やはり、やはりか。本当いい悪役顔しますね、ノーザさんを思い出します。
自分たちが「守る」と決めて、守ってきた存在が自分たちのために犠牲になって…かつ、自分たちが想いをフワと重ねられなかったがために、「自分たちのせいでフワの覚悟が無駄」になってしまったわけです。
そりゃ目のハイライトも消えますよ。本当にこのシーン、胸が痛くなって心拍数が上がります、つらい。
勝手に自分の理想を押し付けているだけなのですが、やっぱり「宇宙を救うためなら仕方ない」と割り切って考えたりするのはプリキュアらしくないと思います。
大いなる闇
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
宇宙は無に帰する、そして新しい我の宇宙が始まる!
守れなかった、約束、したのに…フワ…
変身できず、逃げることしかできないひかる達。今までひかる達が出逢った異星人が次々と描かれ、悲壮感が増します。そんな中、遼じい→イエティの流れにはちょっとだけ癒やされました。
ひかるが言っていた約束とはなんの約束のことでしょうかね。プルンスにフワを守ると約束した事なのか、フワとずっと一緒だと約束した事なのか。
いずれにせよ、超劣勢な上にプリキュアに変身できない絶望的な状況、もう私なら折れてます。
ペンダントの力
ひかる、大丈夫ルン?
ペンダントの力で、ひかる達は大いなる闇の中でも集まれたわけなのですが…落ち込むひかるに最初に声をかけるのは、やっぱりララなんですよね。
そして、手ではなく触覚でタッチ。この時の、ララの声のトーンが本当絶妙で、ララの優しさ、ひかるに対する心配とか、そういう感情がたくさん詰まっていて、何度観ても涙目になります。
宇宙は消えてない。まだある。まだ残ってるよ、私の、私達の心の宇宙!
ここで!トゥインクルブックの!フワ座を!出してくるの本当にずるい(褒め言葉)。
そして「心の宇宙」ですよ。
前期エンディングにも「心の宇宙を覗いてみよう…」ってありましたもんね…。
たとえどんな状況にあっても、私達の心の中までは誰も手出し出来ない。私達の心の中の宇宙は、誰からも自由だわ!
というわけですよ!「周りがどうあろうと、自分の心の中までは誰も手出しできない」という考え方が、この長い間変わらず受け継がれてきたと考えると本当に良いです。
カラーチャージ!
きーらーめーくー…
急に歌い始めるひかる、本当大好きです。変身バンクに「歌」がある事の利点を最大限に活かしてきていますよね。もう涙止まんなくて脱水症状になりそうです。
何が良いって、歌ったからって変身できるわけではないんです。どちらかというと光が消えかかっていますし、周りには自分達以外誰もいない。絶望的な状況なんです。
でも、何の根拠もなしに、何かを信じて歌い出す。これが良い。
その様子を見て周りも歌い始め、最後には全員で声を重ねる…最高です。
そろそろ発売されるスタプリのボーカルベスト、シークレットトラックがあるみたいですが、これだといいなぁ、なんて思います。
変身
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
イマジネーションの輝き!なりたい自分に!
みんなで一画ずつ星を描いて、いきなり強化フォームに変身。最高です。
すごく細かい所なのですが、プリキュア達が近付いてくる際、勝利を確信して座っている蛇遣い座が驚いているように(私には)見えました。
これ、コマ送りで見ると微笑→瞬き→真顔っていう微妙な表情の変化を一瞬でやっているんです。それを早く見せる事によって「勝利を確信していたが予想外な事が起きて少し驚く」表現をしているの、本当に凄いと思いました。
Bパート
戦闘シーン
元は、プリンセスの力かもしれないルン
でも今は、私達のイマジネーションなんだ!
私達は、自分達で考え、思いを巡らせ…
イマジネーションを育てていったにゃん!
だから、私達のイマジネーションなんだ!
普段、プリキュアの言葉を丸ごと文字起こしする事ないのですけれど、あまりにも全部良い言葉すぎて、どこかを削るなんて事ができず、結局全部書きました。
私は第47話を観終わった後、
とかツイートしたのですが、今回で自分の「こうあってほしい!」をあまりにもド直球に返されて、もう…「好き!!」としか言えないです。残念な語彙力。
蛇遣い座が「スタープリンセスの力を消した」と言っていますが、それはきっと事実なんです。でもひかる達のイマジネーションの力は「スタープリンセスに依存しない自分たちの力」なので無関係なわけです。うまい、うますぎる。
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
我の宇宙こそが美しい、我の宇宙こそが、完全なのだ!
そんなの、つまんないじゃん!
そうルン、皆違うイマジネーションを持ってる。だから、だから宇宙は楽しいルン!
それがあるから、苦しむ事もあるにゃん
でも、だから分かり合えた時の笑顔が輝く
イマジネーションがあるから、私達は未来を想像できるんです!
私は知りたい、あなたのイマジネーションもイマジネーションはさ、消すよりも、星みたく、たっくさん輝いていた方が、キラやば~☆だよ
感想でこれを書いたら終わりなのですが、もう、何も言うことはないです。ほんっっっとうにアツいです。本編を観てください(既に観ているでしょうけど…)。
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
今まで出てきたキャラクター皆が揃って、プリキュアと想いを重ねるの、感動的ですね。プリキュア達だけでなく、皆も「スタープリンセスのイマジネーションじゃない、自分だけのイマジネーション」を持っているって事ですよね。
(映画の)UMAもいますし、宇宙ケロベロスやシタコ・エーテルみたいな本当にちょっとしか出てこないキャラクターもいて、これを眺めているだけでスタプリを振り返れます。
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
戦闘の作画ですが、エフェクトといい、影といい、第41話のセレーネ回の作画の方の雰囲気がバリバリ出ていて格好良かったですね。一体どなたなんだろうか。
シンプルに、セレーネの弓が格好良すぎる。
宇宙を救う
何故、大いなる闇だけを消し、我を消さなかった
消すわけないじゃん
プリキュア。では見せてみろ、キラやばな世界とやらを
もしその世界が誤っていれば、我は再び現れよう
ひかるの「キラやば」が宇宙規模のキーワードになっているのが良いです。蛇遣い座を消滅させない所が近年のプリキュアらしいです。
プリキュア、ありがとう。宇宙を取り戻してくれて
いまいちどうやって宇宙が元に戻ったのかわかりませんが「取り戻してくれて」なので、再創造とかではなくて、大いなる闇から救い出したという感じなのかなと思います。
ならば、蛇遣い座に滅ぼされたガルオウガの故郷なんかも復活する余地があるんじゃないでしょうか。ガルオウガが腕輪の力を使ってプリキュアを送り届けた後、腕輪が壊れてしまい、どうしたものかと途方に暮れるガルオウガの後ろに突然ワープホールが現れて、元通りになった故郷にワープして…なーんて展開想像しちゃいます。
フワの復活
プリキュアになることはもう…
それって、もう宇宙には…
それでも、フワに会いたい。ひかるなら、そう言うルン
星の事なら大丈夫にゃん、アイワーンが元に戻す方法を研究したいって
やはり、力が…記憶が
忘れるはずがありません
記憶がなくなるはずだったエピソードを持っているAIさんにこの言葉を言わせるんですね、本当にうまいです。
結局フワは記憶があった(らしい)ので、めでたしめでたし。でもフワにもうちょっと喋ってほしかったな。
プルンス、フワとの別れ
プルンスがついてるでプルンス
万事解決と思いきや、復活させてすぐお別れなんてもう酷いよ、フワにはスターパレスが必要って何なんですか本当にわからん。
あんな事があった上で、なおプリンセス達にお仕えするという選択肢が取れるプルンス、凄くないですか。いや、逆にスタープリンセス達にフワを任せられない…という考えからなのかな。
ユニとの別れ
皆、今までありがとうにゃん。皆と一緒にいられて、とってもキラやばだったにゃん
ユニがこういう表情見せるの珍しいですね。これからアイワーンと一緒に惑星レインボーの皆を元に戻す研究をするわけで、巡り巡って「バケアイ」再結成ってわけですね。良い良い。
ララとの別れ
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
私も、サマーンに帰るルン。私、地球で学んだ事をサマーンの皆に伝えたいルン
ここで、地球組はララが地球を離れる事を驚いています。今まで、不自然であってもララに将来の話を振らなかった理由はこれだったんですね。
でもまぁ、ララの事ですから前から決めていたのでしょうね。それで、ひかるもなんとなく気付いていたんだと思います。
ここで、ひかるは言いたい事いーっぱいあると思うんですよ。でも、その心情をこの手の動きだけで表現して…
私、また、きっと行くよ。自分の力で、宇宙に!
ひかる…ルン、ルルルン!
ひ、かる、あり、がとぅ…
もう無理です。ペンダントの力が無くなった事による翻訳機能の消失、からのカタコトの日本語ですよ…。時々ペンダントを外して、AIさんと練習していたのでしょうか。
ララはなんて返したんでしょうね、サマーンで待ってる、とか、また会いに行く、とかですかね。
そして、触覚タッチ。本当やってくれました、めっちゃいいシーンでした。
でもね…お別れしたままでいてほしくないんですよ、できれば、今のままで。第1話から危惧している問題、もう苦しいです。
ひかるは強がって(あるいは、無理を承知で)自分の力で宇宙に行く、と言っていますが、まず地球から星空界まではワープを用いたとしても10年かかると言われていました。
星空連合に手伝ってもらっても、10年です。ワープの技術がない地球人が、自分達の力で星空界に辿り着くのはほぼ無理といえるでしょう。
ひかるは宇宙に関してかなりの知識を持っているはずなので、サマーンに到達するのは難しい事はすぐに予想できると思います。それでも、ひかるは根拠は無いけれど、諦めないわけです。本当見倣いたい。
地球へ
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第48話本放送より引用
元に戻ったトゥインクルブックと、空に見える新たな星座。
またね
またね、です。残すは最終話。
次回予告
近年のプリキュアによくある流れとして、最終話手前(スタプリで言うと今回の第48話)で最終決戦が終わり、最終話は次のプリキュアを絡めた引き継ぎ回があります。しかし次回予告には次キュアが出てきていません、どうなるんでしょうね。
そんな事より(失礼ですが)、今!私は!ひかるとララが再会できるかの方が遥かに重要なんです!お願い…トゥインクル…