スタプリ 第49話(終) 本編 感想

【スタプリ第49話のネタバレがあります。ご注意ください。】

スター☆トゥインクルプリキュア 第49話
「宇宙に描こう!ワタシだけのイマジネーション☆」

~アバンタイトル

サブタイトル

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

とうとう来てしまいました最終回。

サブタイトルに、キャッチコピーである「宇宙に描こう!ワタシだけのイマジネーション☆」を持ってきたのは、この1年間「それぞれのイマジネーション」を描き続けてきたスタプリらしいなと感慨深く感じます。

スターパレス

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

開幕ヤンヤンで正直驚きました。何でいるの、久しぶりやん!

冷静に考えると、プルルン星はスターパレスと同じ星空界にあるので不思議ではない…ですね、うん。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

あとは最終話にして新キャラ、プルンシーとプルンサ。第46話のプルンス族にはいない顔でしたね。プルンスの両親とかなのでしょうか。

惑星レインボー

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ごめんなさい…だっつーの

アイワーンの研究がうまくいったようで、惑星レインボーの方々が元の姿に。良かった良かった。

事件の責任をうやむやにせず、当事者達に謝罪をするあたりしっかりしているなと思いました。控えめな「だっつーの」も良い感じ。

惑星サマーン

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ひかる達の影響でサマーンもかなりスタイルが変わっていました。コスモグミ以外にも食事をするようになり(でも、コスモグミ等のサマーン文化も残っている所が好きです)、仕事もランク分けがなくなっていました。

カカが「おたま」っぽい物を持っているあたり、料理という行為が行われるようになったと思われます。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

3つあるおにぎりは左からトト、カカ、ロロで、ロロはおにぎり握るの苦手…だったりしたら面白いなって思いました。

ひかる達はサマーンにほとんど滞在していませんでしたが、AIさんがマザーに持ち帰った情報と、ララの報告によってサマーン革命、本当に起こっていましたね。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

歩くララスタイルが流行ルン

地球文化だけでなく、足で歩くララスタイルが流行しているっていうのも「ちゃんとララも評価されている感」があって、良かったです。

流行りに乗ってヘロヘロになっているロロを見て「いい加減ホバーボード使うルン」という反応をできるララは本当にいい子だと思います。

長年ランクが下という扱いを受けてきて、比較されていたロロのこんな姿をみたら普通、得意げになってドヤ顔すると思うんです(私ならします)。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

キラやば~

サマーンの人々に「ララルン」と呼ばれているのは確実にカルノリのせいでしょうね。「キラやば」も、ひかる達以外の地球人には通じないであろう事を考えると面白いです。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

光に手を当てて微笑むララ、どういう感情なのでしょうね。「ひかるのおかげでサマーンはこんなに変わったルン」って感じでしょうか。

ひかるの存在を誇らしく思っているような、ひかるに教えてもらった「ララらしさ」で頑張っていくよ!みたいな、そんな雰囲気を私は感じました。

ひかるの夢

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

さて、オープニングが終わり、ニュースが流れた後…ここからが「ひかるの夢」だと思います。この夢のシーン、伏線がいくつもあって本当にスタプリはこういう所うまいなと思います。

ニュースを読み上げている声が完全にえれな、なぜか星奈家の顔が画面に映らない、と違和感を覚えましたが初見の時は気付かないふりをしました。

伏線

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

まずフワの形態です、アバンではフワフワ状態でスタープリンセスから「力が戻るのは相当先か、あるいは…」みたいな事を言われていたのにすぐにペガサス形態に。

 

いつもロケットを止めていた場所でのシーン、(留学が決定しているのに)えれながいるので、おそらく春にはなっていないと考えるのが妥当でしょう。しかし、ひかる達は「冬服ではなく初期服 (春~夏)」でした。おかしい。

 

そっか、変身…できるんだ。久しぶりに、いくよ!

上記理由から、最終決戦~あまり時間が経っていないはずなのに、やけにひかるが「久しぶり」を強調していました。表情も、間も。

 

キュアグレースが夢の中にいる事に関しては、恐らく春映画で会うことになるので記憶にあるのは良いとして、予告で「私達、初めましてじゃないんです!」と言っている所から、「本編には(宣伝として)出さなければいけないけど、面識は持たせたくなかった」のではないかなぁと思っています。

でもラテとのペンダント?のくだりはよくわかってないです。春映画に関係あるのかも…?

ドタバタ劇

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

あっという間にララ達と再会して、ペンダントも戻ったので会話もできて。こういった展開もありだと思います。

最終話にして気付いたんですが、プルンスってフワの力が無くても地球語(日本語)話せるのですよね。星空界からしたら辺境の星のはずなのに、初対面(第1話)から話せていたので、一体そのプルプルした頭に何カ国語入っているんだ、と思いました。プルンス凄いよやっぱり。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

スタードーナツはもちろん、マタークッキーもあるのが良いですね。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

施策改良型ノットレイのマスク「被るだけで歪みが増幅し、巨大化する」そうです。冬貴が出てきた時は正直めっちゃ笑いました。いや、被ってほしい。

ひかるパパも出てきて終始「なにこれ!なにこれ!」と喜んでいました。オープニングも流れていい感じ!

楽しい雰囲気で話が進みます。
(でも…どう考えても時間早いんですよね…)

キュアグレース

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

キュアグレースってもしかして!

もしかして!なんだったのでしょうか。春映画と繋がっていそうでワクワクします。

ヒーリングっど♥プリキュアの情報はあまり仕入れていないので知らないのですが、あのラテっていう妖精?の子は喋らないんですね。わん。

イエティ

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

犬つながりで。

着信動画?にイエティの姿が!種類にもよるのでしょうけど、15年後ですから元気な姿は見られないのかもしれません。ちょっと悲しい。

15年後

ひかる

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

さて、ひかるの将来の姿は宇宙飛行士。

中学時代長かった髪型が短くなっていました。メッシュの雰囲気からして、(ララより短いですが)ララを意識している事は間違いないと思います。宇宙飛行士なので短い方が都合よくて、せっかくだからララスタイルに…って感じでしょうか。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

観星中クラスメイト一同、観星高校UMA研究会一同、観星大学航空宇宙学科一同…と今までの、ひかるの動きがよくわかります。

UMA研究会の寄せ書きの内容もなかなか面白いので、拡大すると楽しいです。

観星中のクラスメイトなんて「ララは宇宙に帰っちゃったけど、また会うために私、宇宙に行く!」って言うひかるを見たら応援したくなりますよ。そりゃ商店街でカウントダウンもします。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ちょっと気になったのは、ひかるの部屋に置いてあったラテのぬいぐるみ

やっぱり春映画との絡みが…?タイムリープものという事で、時間を超えてなにかしらのエピソードがあるのかもしれません。

えれな

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

えれなも無事夢を叶え、翻訳の仕事をしているみたいです。偶然かもしれませんが、ひかるの打ち上げに関わっていて運命を感じますね。

天宮家の、家族全員で応援に来る雰囲気は変わっておらず、でも小さかった子達は皆成長していて、驚きました(当然なんですけど)。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ところで、天宮家、人数増えてますよ…ね?えれな含めて6人兄妹だったので2人新たなちびっ子が。

まどか

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

まどかは、冬貴がいた「宇宙開発特別捜査局」で有人ロケット開発プロジェクトリーダーをしているそうです!すごい。

おそらく、ひかるが宇宙飛行士になるため、なった後のサポートも色々やってくれたのでしょうね。冬貴は総理になってるし、すごい世界です。

ララ

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

フレアに修理してもらってるから大丈夫ルン。やっぱり、あのロケットが良いルン
私も、今のロケットで問題ありません

ボロボロになっているロケットを、修理を重ねて乗り続けているララがもう大好きです。ちゃっかりフレア親方の話も出てきて嬉しい。

ひかるの対になっているのでしょう、こちらはツインテールになっています、オヨ…。

ユニ、アイワーン

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ユニは…大人っぽくなりましたね。

どちらかというと変化が大きいのはアイワーン、あの後も惑星レインボーに残り、技術を活用して暮らしに役立てているみたいです。

(おそらく)惑星レインボーの友好の証みたいなレインボー鉱石を身に着けており、子供たちにも慕われているので、完全に過去のいざこざは忘れ去られ、惑星レインボーの一員として暮らしているようです。良かった。

ノットレイダー

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

感謝する。我らに星を与え、認めてくれて

ノットレイダー三幹部も、ノットレイ(の中の人たち)と協力して、自分たちの理想郷を作っていました。

ノットレイ達も「ノットノットレイ」?となり、×のポーズから○のポーズに変わっていました。なんだそれ!

ガルオウガの言葉から考えると、星空連合がノットレイダー星(仮称)の誕生に一役買ったみたいですね。トッパー、最初に出てきた時はとんでもない頑固親父が出てきたと思ったのですが終始いい人でした。なんか悪いね。

ロケット打ち上げ

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

やっと、ひかるの夢が叶うのですね。宇宙に、また行くという夢が
久しぶりにララや皆の夢を見てさ。プリキュアになって、フワもいて、いい夢だった

元に戻ったトゥインクルブックに描かれた、あの絵は本物だったのですね。

私はもう、ひかるの「久しぶりにララや皆の夢を見た」という言葉でだーだー泣きましたよ、きっと昔は毎日のようにララ達の夢を見たのでしょう。いつか宇宙に行ってララ達に会う…それを目標に日々努力をしたはずです。

しかし、15年という長い期間の間、もうララ達に会える事はないかもしれない、と考えた日もあったと思います。

なぜなら、ひかるが宇宙に詳しくなればなるほど、技術的に考えれば考えるほど、地球の技術では星空界に行くことは出来ないという結論が導き出されてしまうからです。

でも、それでもひかるは前に進むのをやめず、とうとう宇宙に到達する事ができました。最後の最後でフワに力が戻り、ララと再会できたのは、ひかるが自分の夢を諦めずに、イマジネーションし続けた事がひとつの要素になっていると私は思います。

流れ星の願い

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

皆に…会いたい!
皆に…会いたいルン!

ここで、流れ星に願いをかけるのが、地球人ではない「ララ」なのが最高です。流れ星に願いをかけるのは地球の文化なので、当然サマーンでは行われていません。

さて、15年前に教わった異星の文化を覚えている…という事について考えたいです。

それだけの年月が流れていれば、今まで忘れていた物を「流れ星を見て急に思い出す」というのは現実的ではありません。つまり、ララは15年の間「その行為を繰り返し行っていたから覚えている」という事です。

流れ星を見るたびに、ララは「皆に会いたい」と願い続けたことでしょう。涙が止まらん。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

カウントダウン。それぞれの成長した姿を見せた後に、最後のハーモニーがずるいです。

このロケットの打ち上げは、ひかるの夢でもあり、おそらく皆の夢でもあったのだと思います。その夢を叶えるカウントダウンの最後を、当時の自分達の姿で飾る…もう最高です。

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

(アブラハム監督、まだ地球にいるのね…)

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

ひかる、行っといで

遼じい…姿が見えないので心配しましたが、その一言の重みがすごい。きっと15年間、ひかるを支えてきてくれたのでしょう、本当にありがとうございます。

宇宙へ

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

来たんだ。ララ…私、来たよ、宇宙に。
キラやば…

もうびっくりするほど綺麗な終わり方です。この後の展開は視聴者のイマジネーションに託されました。本当、キラやばが過ぎる

 

©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第49話本放送より引用

エンドカードです。本当に、1年間ありがとうございました…!

まとめ

最終回について

まず、最終回について。最終回は観終わったはずなのですが、感想を書き終えた瞬間、これまたスタプリが終わってしまうような気がして、怖くて書き始められなかったです。

綺麗すぎる最終回に、観終わって数日は「完璧な最終回だ…」としか思っていなかったのですが、いざ振り返ってみると感想を書いているうちに崩れていき、正直今、スタプリロスになっております。

前半のドタバタ劇を引き伸ばして丸々やった最終回、後半をがっつり描いた最終回、どちらの最終回でも、私は微妙な反応をしたと思います。でもスタプリの最終回はどこをとってもバランスよく、それでいて今までの伏線、ストーリーの流れを汲んでいる。本当にスッキリとした終わり方でした。

 

15年…ひかる達の過ごした年月は本当に長く、想像も難しいです。

私、プリキュアの将来を描くのは(できればやめてほしいけど)必要ならば受け入れるスタイルなのですが、今回のような「長期間離れ離れタイプ」は心にくるのでやめてほしいです…。

だってその15年、それぞれの行動とか、感情とか、想像しちゃうじゃないですか。いくらポジティブに考えようとしても「15年もあればこう考える日もあるよな…」とか想像しちゃうわけです。

ひかるが「宇宙にはいろんな異星人がいる」と言っていても周りからは冗談と思われ、ララは本当にいたのか、夢だったんじゃないのかと考えちゃう時…とか、ララがロケットの中で(おそらくAIとララだけなので)広さに寂しさを覚えてしまう時…とか、ロケットにはまだそれぞれの部屋があるわけで、きっとララは不用意には入らないのでそのままの状態で残っている…とか色々考えてしまうわけです。

本当にこの「空白の時間を想像」すると仕事中だろうが休日だろうが一瞬で時間が溶けるんです、その上だいたい悲しくなる。

 

その上に感謝祭朗読劇ですって。我々をどうしたいんですが本当…聞いたら確実に号泣する自信があります。映像化、または円盤化、絶対にしてほしいです。

 

そうそう、「小さい子は夢の演出がわからず、ひかる達はすぐに再開したと思っていた」みたいなTweetを見かけて、確かにあの演出じゃわからない子もいるだろうな、と思いました。もしそこまで計算しての、この最終回だとするとめっちゃ凄くないでしょうか。

 

スタプリに限らずプリキュアの終盤あるあるなのですが、本編終了後~エンディングまでのCMがすべて次キュアのCMなのは正直心にきますね。いや、正しいんですけど。今それどころじゃないの!!って気持ちになります。

感想ブログについて

飽きっぽい私が、スタプリ感想を貯めずに1年間続けられたのは、スタプリの面白さもありますが、反応くださる方々のおかげです。いつも、本当にありがとうございます。

当たり障りのない、平均的な感想が多い私ですが、読んでいただいた後に「そんなのあったんだ」「そういった考え方もあるんだ」という感じで、本編もう1回観てみよう、次は違った角度から観てみよう、なんて思ってくださる方がいればいいなと思っております。

ヒーリングっど♥プリキュアも引き続き感想を書いていきたいな、と思っておりますので皆様よろしくお願いいたします。

バトンタッチ

毎年の事ですが、我々のスタプリロスとは裏腹にプリキュアはすぐ次の世代に移ります。

スタプリを観て、プリキュアを好きになってくださった方、是非ヒーリングっど♥プリキュアも観てみてください

スタプリロスを埋めるわけではなく、ひかる達の後輩も応援してあげよう、そんな軽い気持ちで構いません。はまってしまったらそれはそれ、好きなプリキュアがスタプリの他に1チーム増えるだけです。

なにより、春映画ではまた、ひかる達の動いている姿が観られるわけですから。 

Twitterでもよろしくどうぞ!