【スタプリ第38話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第38話
「輝け!ユニのトゥインクルイマジネーション☆」
ウラナイン星
冬服
もう10月の半ばで寒くなってまいりました、という事でスタプリの皆さんも冬服になりました。暖かそうな格好で大変良いです。ララや、特にユニがどうやって冬服を入手したのかが気になります。皆で買いに行っていたら…とか考えると楽しいです。
でも今回あんまり見えなかったですね。公式ページも更新されていないので、全身絵は少し待つ必要がありそうです。
ハッケニャーン
名前がすごい。占い→当たるも八卦当たらぬも八卦のもじりで「ハッケニャーン」なんですが、これがまた「バケニャーン」とうまいこと噛み合っています。
バケニャーン初登場って第6話だと思うので、その頃からこの構想があったのか、と思うとスタプリの伏線回収力には驚かされます。
それにしても「盲目でなんでもお見通しの占い師」なんてもっと重厚な雰囲気で出てきても良かったと思うのですが、全体を通して話が暗めなのを考慮して、ちょっとギャグを挟んでいるのでしょうかね。
マタークッキー
例のマタークッキー再び。青山さん顔の上、顔の引きつり方がそれぞれ違っていて面白いです。
ユニが前持っていたマタークッキーは、ハッケニャーンからの貰い物だったのかもしれませんね。フワにまだ早い…って言っていたと思うので、当時ユニも試しに食べてみて酔っ払ったりしたのでしょうか。かわいい。
あれだけツンツンしていたユニがここまで打ち解け、楽しそうに笑っている姿を見せるようになったのは、視聴者から見て感慨深いものですが、アイワーンが見ると…まぁ怒りの感情になりますよね。つらいです。
アイワーンの過去
居場所がないならば、ここで生きよ。見捨てた者たちの怒り、憎しみを力に変えるのだ。
アイワーンの過去が視聴者にのみ明かされました。アイワーンはノットレイダー結成後に加わったようですね。周りから見て年齢が幼いのも納得です。
アイワーンはノットレイダー加入時に、人に対する怒り、憎しみは無さそうに見えました。幼い頃から居場所が無かった(と思われる)彼女には、居場所があるという嬉しさの方が大きかったのではないかと思います。
こうして考えてみるとノットレイダーも、やり方は違えど「居場所を作っている」ことには変わりないんですよね。で、その居場所をユニは「バケニャーンという存在で、より強固な居場所を用意した上で」奪ってしまったわけです。アイワーン、めちゃくちゃ可哀想ですよね…。
ノットレイスーツ
ノットレイって強化スーツみたいな感じだったんですね。全員地球人みたいな形なのは置いといて(着れないからか)それぞれ体型に差がある理由がよくわかりました。
アイワーンはノットレイダー加入時に何の技術も持っていなかったはずで「発明に適正があった」というのも自分の居場所を逃さないため、必死に勉強した可能性があると思います。泣ける。
ユニと星読み
何も見えない
皆を戻す方法はある…お前の運命の星を見つけるのだ
ユニは「惑星レインボーの皆を元に戻す方法がある」と前に言われていたんですね。おそらく当時はそこまで信用していなく、何していいのかもわからないのでとりあえず盗まれた宝の回収…という感じだったんでしょう。
その後、スタープリンセスからも惑星レインボーが元に戻ると言われ、ユニにとって「ハッケニャーンが宇宙一の占い師」になったのではないかと思います。
星空界になく、誘い、共に輝く、もう星を見つけている…と言われるとこの「運命の星」は星奈ひかるですねきっと。
アイワーンの研究
アイワーンが、ダークペンが暴発しないよう、繰り返し実験していたことが明かされます。ここで私は「あぁ、そういう子なんだな」で済ませてしまいましたが、よくよく考えると今アイワーンが乗っているロボ、第27話で初登場した段階で「16号」で、15号までは試作だったんですよね。
そして今回が「23号」と、開発系からするとリビジョンが上がるのは当然なのですが、こういった細かい所でアイワーンの性格が表現されている所が良いと思います。
戦闘シーン
アイワーン
当てた物を石にする新発明を撃っていましたが、アイワーン側も涙目でなりふり構わない感じ出ていますね。トラウマにド直球で、座り込んでしまうコスモが見ていて痛々しかったです。
超天才科学者のアタイは、負けないっつーのー!
回想シーンから分かる通り、この「超天才科学者」っていう称号、おそらくバケニャーンが言い始めた事なんですよね。ユニからしたら、相手をおだてるために適当に言ったんでしょうけど、それを居場所としていたアイワーンは裏切られた後でもそれを大切にしています。お互い辛すぎます。
この紅茶に涙の演出はほんっとうにずるいと思いました。
ハッケニャーン
遠い星を見上げているばかりでは気付かぬものだ。足元の花の美しさに
アイワーンは頭が回る子だと思うので、この星でハッケニャーンとユニを見た瞬間、ユニがあの人を真似て化けた、という所まで理解はしていると思います。それでも攻撃の手を止めて「バケニャーン」と呟く姿は本当に切ない。
花の演出
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア 第38話本放送より引用
ユニが星読みをしてもらっている時「青い花が風に揺れる演出」が入るのですが、これは当時怒りとか、憎しみに心が揺れていたユニの心象なんだと思います。
対して後半にある「揺れていないピンクの花」は、回想シーンにもあった第20話でスターが言っていた「知らないから、もっと知りたい」というスタイルを指しているのではないかと思います。
ユニが答えを出し、前に進む時も見せていたので、運命の星「星奈ひかる」がユニを導いた瞬間だったのかな、と。
ユニの出した答え
過去だけを見るんじゃなくて、前に進んでいきたい。あなたと一緒に…私は、皆と一緒に未来に行きたい
今まで憎しみの対象だったアイワーンの事を「知りたい」と思うことができたユニが「アイワーンが自分と同じ、自分はアイワーンを傷つけた」という事にすぐ気付くのが良かったです。バケニャーンとして近くにいた期間も考えるとアイワーンについてはすでに情報は揃っていたんでしょう。
今までユニとアイワーンという2人の関係性を時間かけてやってきたおかげで、急に「あなたを、許す」とか言われても違和感は全くなく、むしろ「ユニ、よくその考えに至ったなぁ…」と涙ぐんでみていました。
今後ちょっと面白いのは「ユニはアイワーンの過去を知らない」「アイワーンはユニの過去を知っている」の2点ですね。どんなドラマが待っているのか楽しみです。相手の好意に素直じゃないのもこの2人の共通点ですし。
トゥインクルイマジネーションの謎
トゥインクルイマジネーションフワ!
フワ、トゥインクルイマジネーションかどうか判別つくんかい!とつい言っちゃいました。スタープリンセスもダークネストも何かを感じ取っているようですが、全く秘密主義なのでわかりません。
そう考えると、第35話(選挙バトル)でスターが発していた光はトゥインクルイマジネーションではなく、その手前の現象みたいですね。謎は深まるばかりです。
次回予告
テンジョウ先生!最近は生徒になりきってプリキュアに近づくのが流行っていた中、久し振りの先生潜入です。えれなは生い立ち等から「言葉」に関する話が多いですね。