【スタプリ第46話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第46話
「ダークネスト降臨!スターパレスの攻防」
スターパレス
プルンス族
プルンスは、皆の分までプリンセスにお仕えするでプルンス!
スターパレスが襲われる中、仲間のプルンス族を脱出させてこの言葉。やっぱりプルンス格好良すぎますよ。
プルンス族って沢山いたんですね。まぁ、普通に考えればいるか…これは私の妄想なのですが、脱出させたプルンス族達がプルンスの妹・弟とかだったら更に熱いですよね。
スタープリンセス
これより、儀式を行います
今まで散々「隠し事が多い」「なんの情報も出てこない」と文句を言ってきましたが、その情報の無さこそが伏線だったのですね。さすがです。
スターパレスが襲われている中、応戦しようとするプリキュアを止めて強引に儀式をしようとするあたり、本当の黒幕はスタープリンセス達と聞かされても納得してしまうほどの胡散臭さです。
きっとここで強引に儀式を行った場合、宇宙に平和は訪れるものの、蛇遣い座やノットレイダー三幹部は助からずに消滅…みたいな展開になるのでしょうね。
プリンセス達は必要な犠牲として見積もっているけど、プリキュア達はノットレイダー側の事情も知りたい、守りたい(救いたい)と考えていると思うんですよね。
このスタープリンセス達が結界を強める描写、めちゃめちゃプリキュアっぽいです。1人ずつ顔のカットが入って一周すれば、もはやプリキュアオールスターズ。
アイワーン
これだけの総力戦ですから、アイワーンが来ないわけがないんですが、それでも急に出てくるとちょっと違和感を覚えてしまいます。
その点今回は序盤、中盤とチラ見せをした後に満を持して登場!だったので「いつ来る、いつ来る…ここで来たかー!おぉ…」と完全にスタッフさんの手の上で踊らされていました。
こういった見せ方もあるんですね、最初のチラ見せは本当に一瞬だったので、子供たちは気付けたのかがちょっと気になる所です。
戦闘シーン
スタプリのロケットに乗って登場するの、めっちゃ格好良くて好きなんですよねぇ。
三幹部
なんで?どうして?カッパード!
ダークネスト鎧によって歪んだイマジネーションが増幅してしまった三幹部との戦闘。目が充血していたり、力を制御しきれていないと言われたり、まさに捨て駒ポジションです。かわいそう。
三幹部の変わり果てた姿を心配するプリキュア達が印象的でした。スターなんて前回あと少しでカッパードと分かり合えそうだったのにね。
何故かセレーネだけ「テンジョウの心配をするソレイユを心配」してて、その代わりにコスモがガルオウガを心配してあげているのはちょっと面白いなと思いました。
トゥインクルイマジネーション
今まで宇宙空間で自由に動けていたのはスターだけでしたが、トゥインクルイマジネーションの力で皆いい感じに戦えるように。コスモが宇宙を駆ける時のエフェクトが肉球になっていて、芸が細かいなぁと思いました。
星空連合
窮地に駆けつける星空連合が格好良かったです。でもあれ、10年かかるんじゃ…いやなんでもないです。
星空連合の反撃でノットレイの宇宙船が消える描写をわざわざ入れて、それを見て悲しそうな顔をするスターの演出がとても好きです。このシーンがあるからこそ、次のシーンに綺麗に繋がりますよね。
キュアスター
この宇宙は誰かの物じゃない、みんなの宇宙でしょ!?
星空連合も、ノットレイダーも、私も、みんなみんな、同じ宇宙に住む宇宙人でしょ!?
「どちらかを守り、どちらかを倒す」ではなく争い自体を終わらせる、うーんプリキュア。今まで色々な異星人と交流してきたスタプリにおいて、すごい重みのある言葉になったなと思います。
ここで注目したいのが、攻撃を止めるよう求める際、スターはノットレイダーを背にしている所です。立ち塞がる時、普通は守りたい側を背にしますよね。
なので、星空連合側は立ち塞がれば攻撃を止めてくれる確信があったとはいえ、瞬間的にスターが守りたいと思った側はノットレイダー側だったのだと思います。
スタプリは今まで「宇宙人」という単語をなるべく使わないようにしてきた印象があります。代わりに使われていたのが「異星人」ですね。
スターが言う通り「宇宙に住んでいれば宇宙人」ということで、正にこのシーンのために温められてきた単語回収ではないでしょうか、すごい。
蛇遣い座
毒を持って毒を制す。イマジネーションの力にはイマジネーションの力を
歪んだイマジネーションを吸収しつくし、力に変える。これが鎧本来の力
とうとう黒幕の登場、ダークネストの正体は蛇遣い座の(元)プリンセスでした。
ここで明らかになった設定は、スタープリンセス達は宇宙を創造した。蛇遣い座は「忌々しい想像力が蔓延るこの宇宙は完全なる失敗作」と考えるようになった。の2点でしょうか。
気になるのは蛇遣い座が言う「忌々しい想像力」とは何か、です。
それが「歪んだイマジネーション」だとすると、蛇遣い座は宇宙に存在する「歪んだイマジネーション」が許せなくなり、その力を用いて宇宙を消し去ろうとした…という成り行きが予想できます。完璧主義ってやつでしょうか。
そうなった場合、平和な宇宙を望んでいるのは同じわけですから、「歪んだイマジネーション」を許容して(それもイマジネーションの側面)、宇宙に平和をもたらす…という流れになります。
鈍いな、あの闇は我の力だ
しかし、ガルオウガの故郷を滅ぼしたり、歪んだイマジネーションを故意に増幅させたりしている所を見ると「普通のイマジネーション」を敵視しているようにも見えます。
個人的には前述の蛇遣い座、完璧主義パターンで綺麗に終わってほしいなぁ、なんて思います。
昔のフワには「~座モード」みたいなのありましたが、「蛇遣い座フワ!」もあったんでしょうか。ちょっと見てみたいです。
アイワーンの加勢
勘違いするなっつーの!騙してたあいつが許せないだけだっつーの!
ほんと、素直じゃないにゃん
素直じゃない者同士なに言ってんのって感じですが、良いですね。ここぞという時に出てきてくれたと思います。
撤退時にノットレイダーの三幹部を回収してあげている優しさが見られて嬉しいです。ガルオウガ達ノットレイダーはもともと「アイワーンの居場所」でしたからね。
対 蛇遣い座
歪んだイマジネーションに飲まれた奴らだ、倒せはせぬ
倒すんじゃない、みんなを…守る!
スタプリ恒例の必殺技連打もブラックホールの前では無力ということで何も起きずに吸い込まれていきました。強い、さすがラスボス。
ちょっと気になったのが最後の最後でフワを助けるプルンス(一瞬で蹴散らされるけど)。
プルンス側からすると蛇遣い座もプリンセスだったわけですから、もともとお仕えする対象だったのでしょうかね。そこに悩む描写はなかったので本人はあまり気にしていなそうですが。
最終決戦へ
プルンスは、守れなかったでプルンスー!
フワは、必ず助けるから!
フワとスタープリンセス達を奪われてしまったわけですが、トゥインクルイマジネーション(プリキュア)がいなければ儀式はできないはずでは…?と思いましたが、滅びの力としては歪んだイマジネーションで良いのかもしれません。
フワは必ず助ける、というスターの力強い言葉が頼もしいです。
次回予告
次回、ノットレイダー達も仲間に加わり正に最終決戦。確実にすごい回です(語彙消失)。