【スタプリ第45話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第45話
「輝くキラキラ星☆ひかるのイマジネーション!」
前半
ひかるの悩み
トゥインクル、イマジネーション…
えれなは留学の準備、まどかは進路を考え中(読んでいた本は~力学って書いてありましたね)と将来に向けて皆進んでいる真っ最中。上級生ですし。
そんな中、トゥインクルイマジネーションを自分だけ見つけられていないこともあり、ひかるは悩んでいる様子。雨も降っていて、ひかるの心の曇りっぷりがよくわかります。
ユニがロケットで暮らす事になったみたいですが、さすがに寒くなってきたので無理を感じたのでしょうか。こんな終盤に部屋を作ったからって何があるわけでもない所も踏まえて、ちょっと面白いです。
ノットレイダー
最後だ、必ずや器を手に
久しぶりに見たよそのノットレイポーズ。ひかる回なので当然の如く?カッパードの出撃です。
プリキュア的に、毎回「これが最後のチャンスだ」みたいな事言うラスボスもいましたが今回は本当に最後な雰囲気です。
テンジョウも次の作戦とやらに進んでいるようなので、ノットレイダー幹部達の運命はいかに…。救われてほしい、本当に。
2年3組
隠し事なしで話すの楽しいルン!
ララの正体バレ後の、微笑ましい2年3組との絡み。まんざらでもないララが大変かわいい。
異星人と分かり合える、という事を強調するイベントだと思いますが、こういった普通の絡みを見せてくれるのは本当に嬉しいです。2年3組の出番があれっきりというのはあまりにももったいない。
唐突ですが私、冗談抜きで姫ノ城桜子かなり好きです。
天文台
ちょっと手伝ってくれんかね
ひかるが考え事をしていて、自然とたどり着く場所が天文台というのが心強いです。最強の助言者、遼じいがいるので。
星と星との結び方、見方を変えることもあるさ、見る人の自由だよ
ひかるが自作星座を作り始めた原点のエピソード。やはり遼じいが関係していたんですね、いい言葉です。
でもね、今はララ達が、皆がとっても気になるの。自分だけ進んでない、取り残されてるって思ったり、焦ったり。
友達ができるというのはそういうことさ
自分が感じている焦りに対応できなくて「私、おかしいんだよ」というひかるに対し、ノータイムでこんなコメントをしてくれます、遼じい本当にいい事言う。
遼じいの言葉って重みがあって、なおかつ的確で、もう他に言うことがないんですよね、遼じいすごいとしか言えない。私の語彙力が足りない。
遼じいの回想シーンが入るわけですが、天文台で働く夢を叶えた遼じいと、友達が結婚して前に進んでいく姿の対比。
自分は自分であるのだけど、取り残されている感じ。痛いほどよくわかります。スタプリは一体どの年齢層に向けてこのエピソード書いてるの…
環境や状況が変わっても、デネブは変わらず輝き続けるんだろうねぇ
なにがうまいって、「デネブがひかる、ベガがお母さん、アルタイルがお父さん」という描写があった後にこの言葉ですよ。暗に(もはや直接ですが)ひかるは…と言っているわけです。
戦闘シーン
カッパード
おそらく自分の歪んだイマジネーションで生み出した武器ですね。カッパと言えば沙悟浄、沙悟浄と言えばこの武器です。
劣勢キュアスター
プリキュアの変身BGM無しの変身は、終盤には割と見る演出なのですが、スタプリは変身BGMが「歌」なので、BGM無しの重みが他よりあるなと思いました。
この時ひかるは「自分の輝き方を見失っている」と思うのできっと「憧れの私」もわからなくなっていて、だからこその「歌なし変身」だったのではないかと思います。
いい目だ、恐怖に歪んでいる
変身解除からのこの言葉ですよ。「恐怖は思考を停止する」という1話のカッパードの言葉が思い出されます。
新しい物との遭遇に(宇宙ケロベロスでも)全く物怖じしなかったひかるが恐怖しているわけで、いかに平常運転でないかが分かります。
キュアミルキー
そんな事ないルン!綺麗事なんかじゃないルン、ちゃんと仲良くなれたルン
ひかるが、教えてくれたルン
ひかるは、ひかるルン
異星人同士でも分かり合える事を実体験で学んだララからの反論、そしてそれはひかるが教えてくれた事なんだよ、と気付かせてくれます。からの「ひかるは、ひかる」です。
かつて自分が救われ、自信を持つきっかけとなった言葉を、もらった相手に返してあげて力づける事ができる。めちゃくちゃ好きな展開です。
ひかるのトゥインクルイマジネーション
わからない、でもだから私、あなたの輝きも、もっともっと知りたいの!
わたしはわたし、輝いていたいんだー!
歌ありの変身バンクとトゥインクルイマジネーション。ブレていた憧れの自分をまた、はっきりと見据える事が出来たんだなと感動します。
自分は自分、と思ってきた人でもふとした瞬間に周りと比べて不安になってしまう。でも、やっぱり自分は自分の輝きをしたい、という感じですね。
怖くない、あなたの事が少しわかったから
トゥインクルイマジネーションを見つけ成長したと言っても、ひかるの「わからないからこそ知りたい」という考え方自体は変わってないんですよね。
でも、ひかるの中では大きな一歩を踏み出したんだと思います。
スターパンチ
カッパードの最大攻撃に対して、あえて初期技のスターパンチで対応する所が最高に渋いです。ひかるの根幹にある考えは変わっていない、変わっていないんです。
後ろにいる皆に「ここは私が」という感じで手を出している様は格好良すぎます。
手を差し伸べるスター
雨が止み、光が差し込み、敵に手を差し伸べる。
(近年の)プリキュアだなぁと感動している所に、無慈悲なダークネストの回収。カッパードが手を伸ばした瞬間にそういう事するあたり、本当にひどい(褒め言葉です)。
心の歪みをダークネストに増幅させられている描写もあったので、次に彼と対峙する時はやはり敵対関係なのでしょう。
最後の不安そうなひかると星空は、カッパードに対する感情なのではないかと思っています。
次回予告
スターパレス、星空連合、プリキュア、ノットレイダーの総力戦…!熱い展開に期待する一方、スタプリの最終回が見えてきて正直つらいです。でも続きが気になりすぎる。