【スタプリ第34話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第34話
「つながるキモチ☆えれなとサボテン星人!」
宇宙星空連合の視察員
ひかる
星空連合の視察員が来るという事を聞いて、一人だけ文字通り目がキラキラしているのが可愛いです。視察って言っているのに目的が「はやくお友達になりたいなー」っていうのも、ひかるらしい。
ララ
地球の事なら任せるルン!
ララが完全に地球に馴染んでいて微笑ましいです。ノリもひかる達と一緒になっていて、一緒に「おーっ!」ってしてる中、ユニだけついていけてないのが面白かったです。これが初期メンバーの団結力か(決してユニが仲間外れ、というわけではない)。
ユニ
トゥインクルイマジネーションの正体がわからないし、忙しいしで日常生活をしている他メンバー。そんな中ユニだけは「故郷を救う」という理由がある以上(今はそれ以外も理由になっていそうですが)、内心はもっと必死に探したいはずです。
それでも今回の視察員騒動といい、文句を言いつつもちゃんと付き合ってあげているので親密度が上がってきたんだなぁとしみじみ思います。ユニもユニで、それがひかる達のスタイルであって、もしかしたらこれが一番近道なのかもしれないと薄々感じているのかもしれません。
視察員の遅れ
日本語で書いても伝わらないんじゃ…
やはり「ペンダントの力があっても文字は読めない」みたいです。この事実から前回のララの努力がうかがえますね、えらい!(第33話、ララ項)
あとここ!細かいですが、ひかララの座り方がまぁ一緒!たまらないです。
サボロー(サボテン星人)
言語
ペンダントの力で、ひかる達は他の言語も話せるのですが、今回は「相手が言語を持たない」ため、機能していません。冷静に考えれば、言語がない文明があってもおかしくはないです、盲点でした。
”水が欲しい”
サボローがとったコミュニケーション方法はジェスチャーでした。
水の場所を尋ねていたようですが、ひかるがフラメンコダンスと勘違いしたように「植物型」「水が必要」という前情報が無いとまぁわからないと思いますし、それが異星人なら尚更です。それでも、えれなは家が花屋さんという事で連想がうまくいったのか、サボローを水辺に案内することができていました、すごい。
ここで注目したいのが、水辺でサボローが(足から)水を飲んでいる時、えれなも一緒に足を水につけている所です。しかも直前まで靴を履いているのでわざわざ脱いで、です。
地球人としては足を水につけても飲むことはできませんし、ちょっと気持ちが良いくらいなので、我々から見ると全く意味がないわけです。
でも、サボロー側からしてみると自分に近い文化を持っている、または歩み寄ろうとしている、と感じたのではないでしょうか。こういったナチュラルな距離の縮め方は、大変えれならしいなと思いました。
あと、このシーンでサボローがハートマークを作っているのですが、地味に伏線になっています、すごい。
花に対する価値観の違い
花に挨拶しているサボローを見て、えれなは「お花、好きなんだ」って解釈していましたが、サボロー的にはどちらかというと「同族に挨拶」なんだと思います。えれなは気付かなかったか、そこまで深く考えていなかったかのどちらかでしょうか。
ここで気付けていれば今回のすれ違いは起きなかったのかな、とも思います。
怒ったサボロー
地球と星空連合の関係も決裂してしまうでプルンス…
えれなが好意で差し出した花を見て怒り、サボローは宇宙船に閉じこもってしまいます。
星空連合との関係を懸念するプルンスと、星空連合の事なんて全く気にせずサボローの気持ちについて考えているえれなにちょっとした対比を感じました。
天宮かえで(えれなママ)
えれな「分かり合うって難しいね。」
かえで「いくら英語やスペイン語が上手に話せてもね、分かり合えないことだってあるのよ。」
えれな「え、そうなの?」
かえで「だからこそ、相手の事をもっとよく知らないとね。笑顔も大事だけど、もっと大事なのは理解しようとすること。」
この会話から、えれなは「笑顔と言葉があれば誰でも分かり合える」と考えていたことがわかります。えれなが今まで生活してきた中ではそうだったのでしょう。
下手な大人より大人っぽく見えるえれなですが、こういう所は中学生らしいというか、ちょっと無謀な考えだなと思います(こういった描写好きです)。
サボローの正体
ララ、何かわかったの?
「大事なのは理解しようとすること」と聞いて、えれなはサボローの事を知ろうとしてララに調査を依頼したのかもしれません。
えれなの気持ちとは裏腹に「本物の視察員はサボってバカンスの真っ最中なので視察は中止」という真実が判明します。星空連合、組織として大丈夫か…?
回想シーン
回想シーンだけど喋れないので、音楽と効果音だけでうまく見せていました。他の惑星で散々苦労して、それでも諦めずに友達を探していた事がわかります。きっとフレア親方(第28話)のように、「話せないから友達になれないなんて誰が決めたんだ!」という熱いハートの持ち主なのでしょう。
サボローもえれなと似た考えで「笑顔(目しか見えませんが)とジェスチャーがあれば分かり合える」と考えているようなので、本当いい出逢いだと思います。
本物の視察員でない事がわかった後も皆「サボロー」って呼んでいるのですが、実際は「サボロー」ではなく「サボテン星人」なんですよね。言語が無いので名前がなくても何らおかしくはないです。
余談ですが、サボテン星人の本当の名前は何だったのかな、とクレジットを確認して「クレジットに無い…まさか兼役か、どんな声してたっけ」と考えた後、自分が随分疲れている事に気付きました。めちょっく。
戦闘シーン
ソレイユ贔屓バンク
プリキュア名物、担当回の変身バンクが担当キャラよりになるやつ!久しぶりにソレイユの変身バンクをがっつり見た気がします。
必殺技
前々からちょくちょく書いているのですが、やっぱり最近必殺技ぶっぱ多いですよね…?もしかしたら劇場版の制作時期とスタッフさんの関係があるのでしょうか。
えれなの考え
確かに、言葉は届かないかもしれない。分かり合えない相手もいるかもしれない、けど、わからないからって何もしないなんて、そんなの私は嫌だ!
ここで「理解しようとすれば、誰だって分かり合える」とならない所が、スタプリらしいですね。言い切ってしまえば嘘というか理想論となってしまいますし、当たり障りのない答えと言ってしまえばそれまでです。
でも、その前提の後に「だからって何もしないなんて…」がついているのが本当大好きです。無駄かもしれない、分かり合えないかもしれないけど、自分は嫌だから歩み寄るよってわけです。
「笑顔と言葉があれば誰でも分かり合える」とずっと考えていて、でもそれが通用しない事がわかって、その先にこの答えを出したえれなは、本当成長したと思います。これでトゥインクルイマジネーション取得でも良いと思うんだけども。
あなたと友達になりたいんだ!
ここでハートマーク回収です、アツい!相手の文化であるジェスチャーをもってコミュニケーションをとる、いい締めです。
理解と別れ
えれなの行為に悪気は無かったということがわかって、サボローがそれに答えて、自分の花を差し出す行為が、正に「お互いの気持ちが通じ、分かり合えた」という感じがして本当良かったです。
友達、いっぱい出会えるといいね
正直あのジェスチャーでそこまでは読み取れないですよ、でも心が通じ合ったあの2人にとっては普通の会話だったわけです。うーんたまらない。
次回予告
ひかるが生徒会に立候補!?どうやら姫ノ城さんと対決のようでめちゃくちゃ面白そう。最終的にひかるが当選するのか、しないのかも気になる所です。