【スタプリ第30話のネタバレがあります。ご注意ください。】
スター☆トゥインクルプリキュア 第30話
「ララの想いとAIのキモチ☆」
マザーAI=サマーンのマザーAI
AIさん=ララのパーソナルAI
AI=広義としてのAI
追われるララ達
家族の反応
きっと何かの間違いルン
僕たちが、なんとかしてあげるルン
ララの家族が、しっかり心配しているのが良かったです。ひと安心。でも「~してあげるルン」はやっぱり平常運転で、またしてもララをオヨらせています。
こういう所を考えると、前回の様々な問題発言は純粋に「ララは助けてあげないとやっていけない」と思っているということですね。「マザーAIがそう言うならララが犯人ルン、仕方がないルン」とか言わなくて本当に良かった。
ユニ
信じてくれる、家族がいるなら
追われる事に慣れているユニはこういう時頼りになりますね。プリキュア的にこの技能を使う機会はあまりないのですけど。
真っ先に逃げる事を提案したユニですが、心配しているララの家族を見て「状況が違うから」と言って、プリキュアである事を明かす選択肢もある事を伝えます。独りで逃げ、戦わなければならなかったユニとどうしても比べてしまいます。ユニの表情を見ているとちょっと悲しい。
ひかる
©ABC-A・東映アニメーション スター☆トゥインクリキュア第30話、 第3話本放送より引用
大丈夫だよ、私達のことなら気にしなくていいから。ララが決めたことなら私、信じる!
ひかるがララの触覚を手で包み込み、やさしく言葉をかけるシーンは見ていて心が暖かくなりました。
逆に第3話(プリキュア解散回)では、謝るひかるの手に、ララから触覚で触れているんですよね。その仕草を覚えていて(それ以外にも説明はありましたが)、「ララは手より触覚に触れた方が、気持ちが伝わりやすい」という事をひかるは知っているわけですよ。あぁひかララ。
AIさんの活躍その1
AIさんが、マザーAIとの通信を拒否した上、ジャミングで捜査を妨害とまぁ、管理者権限はどうなっているのやら。しかし、同じAIながらマザーAIと通信するのはララ達にとって良くない事と判断しているのはすごいですね。
ホバーボードは、マザーのアシストで動いています。停止させますか?
マザーAIからの通信拒否、カメラのジャミングはAIさんが勝手に判断して行動していましたが、ここでは所有者であるララに確認を取っています。それは「ホバーボードを今落とすと乗っている人が危険なので、ララは良しとしない」と判断しているという事です。
ホバーボードが落ちた後のララの反応を考えると、勝手に行動していたら怒られていた(ララの望む行動ではなかった)事もわかります。AIさんの判断は正しかったわけです、すごい。
アイワーンのハッキング
ロロ
マザーAIの事はロロ自身も、サマーン全体としても、完全に信用しており何でも頼っていたと思います。その状況で、マザーAIがおかしくなった事を認識し、すぐ逃げる判断をできるロロは柔軟性があり、ランク1調査員の名も伊達ではないなと思いました。
走るなんて、ありえないルン
AIがないと何も出来ないルン
29話のホバーボード演出の通り、やはりサマーン星人は足腰が弱い様子。ホバーボードもAIが制御しているとわざわざ言っていた事がここで活きてきます。
AIがなくても大丈夫ルン!学校で経験済みルン!自分の力で、なんとでもなるルン
そんな中、颯爽とダッシュで駆け付け、4人を助けるララが本当に格好いい。ここでララの強みのひとつである足腰の強さが活かされただけでも満足なのですが、追撃でこの力強い言葉。
ララ、頼もしすぎます。散々ララをバカにしてきたククも、ここではララに期待したようです。見たか!ララはすごいんだぞ!
ノットレイダー襲撃
あなたの仕業ね!
騒ぎの元凶?であるククの前で、責任の所在をはっきりさせるユニ。ちょっとした所ですがファインプレーだと思います。
アイワーンが執拗にユニ狙いをしている件について、私などは「アイワーンとバケニャーンのストーリー」を勝手にイマジネーションするので違和感はほとんどありません。
しかし、一般層から見るとバケニャーンの件だけにしては、根に持ちすぎているように見えるのではないかと思います。それくらい演出が過激なんですよね。
なのでもしかしたら「ノットレイダーに居場所がなくなった」という事もアイワーンにとって重大な出来事だったのではないかと考えます。今後、アイワーンの背景が描かれる事に期待です。
ララが変身するかどうかを決めかねていたので(時間がなかった、が大きいと思います)、プリキュアに変身するタイミングを逃し、ほぼ無抵抗でマザーAIに捕まってしまいます。
そんな中、迫る危機に対するララの顔を見ていると「自分が迷っていたせいで皆を守ることができない」というような自責の念もありそうで、辛いです。
クク
自分の勘違いが明らかになったにもかかわらず、ククの謝罪が無かった事にはちょっと不満がありますが、後で回収してくれるに違いありません、と断言しておきます(そうあってほしい)。
所詮はランク8の調査員ルン。期待したのが間違いルン
お前、あれだけララの活躍を見といてまだそんな事言うのか!と思いました。上司のくせに、ララの一体何を見ているんだ、と。それに対して真っ先にひかるが否定しているのが良いです (ひかるがイマジネーションが無いと言われて真っ先に否定したのはララなので)。
AIさんの活躍その2
マザーAIからの通信を拒否しているので、AIさんはアイワーンのハッキングが通じない、という流れが綺麗でした。
ギリギリまでAIさんが粘ったのは、自分が搭載されているロケットだったから、というより「皆が力を合わせて修理したロケットを傷つけたくなかった」という考えが強かったのだと感じました。思い返してみれば、AIさんがひかる達から学び始めたのもあの頃でしたね。涙目。
旅もお供ができて、光栄でした
ひかる様が言う、キラやばーな日々でした。ありが…と…う…
ここで回想シーンが入るのは本当ずるいです。AIさんの反応がなかった回でも、ロケット付近での出来事はすべて見ていて、記録していたんだなぁと。
AIさんの活躍その3
ララのパーソナルAIがもとに戻したルン
AIの研究者であるトトが言うなら、そうなんでしょうね。
「AIさんの心で乗り越えた!」みたいな演出ですが、きっと中ではマザーAIに接続された後、アイワーンに利用されていた脆弱性を修正し、自分のデータを共有してリブート(下手したら自分のデータをマザーAIに上書き)…といった攻防が行われていたと思うと熱いですね。
戦闘シーン
変身バンク
ひかる、わたし決めたルンAIが頑張ってくれたルン、私も、皆のためにプリキュアになるルン
前回、普通の変身だった代わりに、今回はララ贔屓の変身バンクでした!ララの変身バンクを見ていると2話を思い出して泣けます。29、30話を観た後の2話はまた違った良さがあるので、ぜひ観ていただきたいです。
サザンクロスショット
戦闘シーンは全員の個人技パレードで、決め技はやっぱりコスモなのかなぁ、と思っていた所、ララの活躍ということで久しぶりのサザンクロスショット!前に使用したときは、これで最後なんじゃないか…とか言っていましたがまた見ることができて嬉しいです。
エピローグ
ララの家族
ララは大きくなってるルン。僕らには、想像できないくらいに
なんだかんだ言って一番ララを理解してあげられるサマーン星人は、ロロなんだろうなと思いました。発言にもう少し気を使えよ、と思わなくもないですがいいヤツですよ。
修理はバッチリルン!
ふと思ったのですが、ララの家族って「ロケット工学の博士」「AI研究者」「ランク1調査員(発言力が高い)」と、サマーン革命起こせそうなメンバー揃っていますよね。今後の展開に期待です。
ロケットが直っている所からすると結構時間が経っていそうなものですが、星空連合は後処理に忙しいのでしょうか。それともカカの修理スピードが凄まじいのか。
ちょっと気になる所として、別れ際にトト、カカ、ロロがホバーボードに乗っていないのですよね。前回、サマーン星人がホバーボードに乗っていないのは襲撃を受けた後のククだけだったので、相当珍しい事なんじゃないかと思います。ララの影響を受けて、とかだったら良いですね。
AIさんの復活?
IDとは、堅苦しいですねララ様
きっと、皆の記憶が輝いたルン。AIの…心の宇宙で
AIさんは消失していなくて、今まで通りでめでたしめでたしルン。私はハッキング騒動の中、マザーAIにちゃっかり自分を上書きしていた説を推したいので、AIさんはしたたかだなぁ…と思っています。
AIについて
AIに心!?
AI研究者なら尚更でしょう、この言葉には物凄く共感できます。
AIについて、それぞれの考えを否定はしませんが、私は「AIが心を持つ事はない」という考えの人間です。人間が勝手に心を持っていると勘違いする事はあると思いますが。
以前、丁度「HUGっと!プリキュア」放送時に「AIに心はある」考えの人と酒の肴に話し合った事がありますがなかなか面白かったです(もちろん平和的に終わりました)。長くなる&AI特化の知識は持っていない事から、細かい話は酒の席などでとどめておくのでここには記述しません。
では、今回のAIさんの心はどうでしょうか。私は「AIさんには心があるとしても良い」と思います。何せ全く別の惑星の技術ですし、心があるAIが生まれたとしてもおかしくはありません。ルールー(HUGっと!プリキュア)も心はある、そう思っています。
というか「誰かを守りたい」を満たしているAIさんはプリキュアになれる説まである。なんでもできる!なんでもなれる!
まとめ
今回の話は、ララにとって、家族、故郷、AIさん、ひかる達、と守りたい物が多かった上に、守りたい対象である故郷に冤罪で追いかけ回されるという絶望的な状況でした。
そんな中、ララが1人前として活躍したのも嬉しかったですし、なにより何も失わなくて本当に良かったです。
子供向けアニメだからそんなに肩肘張って観る必要は無いって意見もあると思いますが、最近のプリキュアは色々油断できないんですよ。ほんとに。
想いは奇跡起こすルン♪
サブタイトルがララのキャラソンとリンクしているみたいで良かったです。まだ聴いていない方はぜひ!
次回予告
29話の騒ぎを乗り越えたので、もう安心です。正直、宇宙星空連合なんてどうでもいいです。気まずそうなアブラハム監督を笑いつつ、まったり観れたらいいな。