【ヒープリ第32話のネタバレがあります。ご注意ください。】
ヒーリングっど♥プリキュア 第32話
「おねえちゃんみたいに!ぼくのおかみ修行」
日常パート
自己紹介
久しぶりの自己紹介パート!アスミも加わってフルメンバーですね。
自己紹介パートがあるという事は、本編の尺に余裕があるという事じゃないかなぁと思っているので、ここ最近のメガパーツ騒動もやっと落ち着いてきたかって感じがします。
ここで少し触れたいのがサブタイトル。
一般的に男性が用いる「ぼく」に対して、女性の職を指す「おかみ」を組み合わせているので、単純に違和感があります。
わざわざ両方の単語を平仮名にしているところも含めて考えると、とうじの幼さやギャップ、今目標にしているのが「女将を目指すお姉ちゃん」な事をまとめた、秀逸なサブタイトルだと感じました。
余談ですが、17話(ちゆのおかみ修行)でも「おかみ」は平仮名でした。難しい漢字だから平仮名にしました、って言われてもそうだよね~ってなります。
職業体験
お客様の前では、笑顔でお願いしますね
中学生が職業体験をしている事はお客様には関係なく、問題が起これば旅館の評判にも関わります。職業体験を受け入れた時点で旅館沢泉の器の大きさを感じ取れますね。
さらに好印象なのが、この状況で幾つも成約をつけて問題が起きにくくする事を選ばずに、中学生達を信じて「ひとつだけ」と前置きして「笑顔」をお願いしたところですね。
旅館沢泉が最重要視しているのが「おもてなしの心」である事、中学生に職業体験でそれを意識してほしいと思っている事が読み取れます。
あの、あの道路の真ん中で野宿しようとしていた常識外れなアスミが、カメラを使いこなしている…! アスミも現代社会に溶け込んできたなぁ、としみじみ思います。
できればテレビやカメラを初めて見たときの反応を見たかったですね。ちょっと反応薄そうだけど感動はしてくれそう。
ペギタン
せめてとうじの仕事ぶりでも見させてもらうペエ
勝手にライバルだと思ってるラビ
ふふふ、ペェ…て。これは悪役側の顔ですねぇ。
とうじ視点、勝手にライバル視されて、仕事を手伝おうと思ったら先を越されて…と、気付かれていないからって、基本的に意地悪しかしてないペギタン。なんてやつだ。
視聴者から見ると、単純にアスミがついてきているだけですが、おそらく周りから見ると保護者枠または先生枠かもしれません。ギャップが魅力。
で、アスミの袖に入っているヒーリングアニマル達があまりにもかわいい。何が良いって収まりが良い。ただこれ、旅館スタッフ用の衣装なのでお客様に見られたら「なにあの従業員さん…」ってなる事が確実です、うーんリスキー。
沢泉とうじ
お姉ちゃんの指示に元気よく「はい!」って答えて真面目にお手伝いしている姿があまりにも純粋無垢で大変癒やされます。職場で可愛がられるタイプな事、間違いなしです。
1ミス目は座布団運び。
時短しようとしていつもより頑張って失敗…はお仕事でよく見る光景なので、妙にリアリティがあって少しドキッとしました。
2ミス目は温泉ダイブ。
こちらは、とうじの優しさから来る…ミスと言っちゃうのは可哀想な事件でしたね。怪我しなくて良かったよ本当、危ないもん。
ちゆ視点では「足を滑らせて転んで温泉イン」と見えているのでしょう。とうじが事情を説明する間もなく、ちゆが指揮をとってひとまずは解決…という流れでした。とうじが凹むのもちょっとわかるよ。
僕、失敗ばかりで…お姉ちゃんに助けてもらって、どうしてうまくできないんだろう
わかる!それ!…焦るの、めっちゃわかる!
あんまり焦らなくて良いと思うよ
とうじかわいいな!
家族構成的に同じ立場にいるひなたが、とうじの悩みを聞いて「そうだよね~」じゃなくて「わ!か!る!」って食い気味だったのが、同じような経験をした事がある、なんなら今もそう思っている事の裏付けになっていて、説得力がありましたね。
のどかはひとりっ子なので、とうじ・ひなたの感情は想像するしかないと思いますが、自分が焦ってしまう事に関しては、直近の29話でも取り上げられていたので共感しやすかったのかもしれませんね。
ひなたに関しては、自分の進路を決定する回があってほしい…いや絶対ある。と思っているので本件の「焦り」についても言及してほしいなぁと思っています。楽しみ。
沢泉ちゆ
よく気がついたわね
客室にある花は、女将が各お客様に合わせて選んだ花である事が17話(ちゆのおかみ修行)で触れられています。
当時学んだ事を忘れず、そこから発展して色々な事に気付いていけているみたいです。ちゆのおかみ修行も順調と言えるのではないでしょうか。
落ち込むとうじに対して順調に経験を積んでいるちゆ…という対比なのかもしれませんね。
落ち込むとうじ
若いうちは悩みもあるさ、元気出せよ!
ミスは仕方ないけれど…おもてなしの心を無くすのだけは見過ごせないわ
女将からひとつだけ、と釘を刺されていた「お客様の前では、笑顔」を実践できなかった、となると他のミスとは比べ物にならないくらい落ち込むと思います。一生懸命なとうじはなおさらですね。
そんなとうじの事をわかっているからこそ、ちゆは怒ると言うよりは諭して、落ち着いた後の事を心配していましたね。いい上司であり、姉であると思います。
皆、それぞれ良いところがあります
ここで落ち込むとうじを励ますのがペギタン!!…が依頼したアスミでした。まぁここで正体バレしてもそっちがメインになってしまうのでそうでしょう。
職業体験中、みんなを観察できたのはアスミなのでアスミ自身が「とうじを見ていた」事にしても良かったのですが、正直に「とうじを見ていた人がそう話していた」とするところが真っ直ぐで嘘のつけないアスミらしいと思いました。
自分を他の誰かと比較する必要なんてない、頑張ってる姿を見ている人はちゃんといるのだから、と
とうじがあんな風に思ってたなんて、私もまだまだね
ここでちゆが来たのは恐らく、とうじを励ますためだったと思っています。でも、とうじはちゆと自分を比べてしまっているので、きっと有効打にはならず下手したらさらに凹んでしまうところだったんじゃないかと思います。
ペギタン!いい仕事するじゃん!
ビョーゲンズ
メガパーツ
お前達もメガパーツを取り込み、後に続くが良い
あんた達がメガパーツを取り込んで、タダで済むって保証はないんですからね!
シンドイーネが強化された以上、他の2人も強化の流れです。うわーん、毎回人が対象になるのしんどいよー!
煽られたグアイワルはさくっと成功していましたが、対照的にダルイゼンはあまり乗り気ではない様子。ダルイゼンは基本的に人に任せられるなら働きたくない人(?)なのでその思考は理解できるなぁと思います。
ギガビョーゲン
黄色い服のお兄さんが泣いてるラテ!毎度思うのですが、ラテの探知能力の詳細把握すごいですよね、一体何が見えてるの。
ちょっと円山先生には失礼な話になってしまいますが、今回のような超健康そうな人でもギガビョーゲンになるというところから、どんなに健康でもいつどんな病気にかかるかわからない、という描写をしているようで、病気に対する怖さを感じました。
戦闘シーン
今更なのですが、アースってバリア技(ぷにシールド?)を持っていないんですね。攻撃に特化している事を表しているようで、魅力を感じます。
よくワンちゃんを守ったわね、怖かったでしょう
うん。でも、大切なお客様だから
「大切なお客様のペットだから」ではなく「大切なお客様だから」と言い切ったところが、動物でも同じお客様だと見ている、とうじの誠実さを表していていますね。
とうじ的にはちょっと苦い思い出のあるワンちゃんですが、とうじの持つ優しさ、勇気を総動員してワンちゃんをしっかり守っていました。いい子すぎる。
フォンテーヌの声を聞いても「ん?」とならないところはプリキュアマジックですが「沢泉は、私が守る!」はさすがに聞こえてたらバレバレだよ!と思いました。
エピローグ
モコを預かっていてくれたんだね、ありがとう
お役に立てて嬉しいです!
お客様の笑顔を見るのって、嬉しいんだね
とうじが旅館の仕事をガッツリ手伝ったのは今回が初めてなのかもしれませんね。
失敗もありましたが、最後にお客様の笑顔を見られたのは、とうじが度重なるミスにくじけずに一生懸命頑張ったからだよと言ってあげたい。めっちゃ褒めてあげてほしい。
ねぇ、もしかして僕の事ずっと見ててくれたの、お姉ちゃん?
さぁね
ふふふ、ペエ
「実はずっと見てたのはヒーリングアニマルなんですよー!!」のところ、視聴者に向けて「とうじには内緒だよ!」と語りかけているようでめっちゃ好きです。
ここで注目したいのがちゆの行動です。
「さぁね」とはぐらかしていますが、ちゆはとうじが失敗した時、いつも一番に気付いて駆けつけていました。という事は、実はちゆもずっととうじを見ていたんじゃないの!と私は思っています。
どちらにせよ、とうじのお姉ちゃん株は爆上がりですね。この姉弟好きなので嬉しい限りです。
ちから様の謎
爽やか筋肉好青年の「ちから様」ですが、クレジットにもいない+ホームページの「とりまく人々」にもいないという謎の存在でした。これはなにかの伏線…!?いやない。
次回予告
主治医の先生…?「過去のわたしの贈りもの」っていうサブタイトルの時点でなんか泣きそうになります。
ダルイゼンも強化フォームになっているので次回物語が大きく動く可能性もあるのかなと思っています。