ヒープリ 第15話 本編 感想

【ヒープリ第15話のネタバレがあります。ご注意ください。】

ヒーリングっど♥プリキュア 第15話
「初めてのケンカ…すれ違うのどかとラビリン」

サブタイトル

ヒープリのサブタイトルは今まで「!」か「!?」が必ずついていたのですが、今回は喧嘩回という事で、初めて感嘆符がないサブタイトルでした。

日常パート

のどかの忘れ物

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

友達なら当然ラビ

のどラビの頬すりすり、可愛いがすぎる。
気が利くわ可愛いわでラビリンは魅力的な子ですね。ヒーリングアニマルと暮らしたい。私なんかは「不健康ラビ!」ってめっちゃ怒られそうですが。

のどか達とヒーリングアニマルの関係は「パートナー」で固定だとずっと考えていたのですが、今回強調されているように、のどかとラビリンは「友達」という関係になっていたんですね。

前回までの言動で考えると、ひなたとニャトランは「相棒」って感じがしっくりきます。ちゆとペギタンは…扶養関係というか、ちゆに養ってもらっている感が強いです。ペギタンのいいとこ早く観たい(無いわけではないのですが、他2人に比べちゃうとちょっと…) 。

ラベンだるまちゃんとの出会い

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

でも、可愛いラビ
本気か!?
可愛くないペェ

…こんなの可愛いなんて思うわけないラビ

周りに合わせる事は悪いことではないけれど「好き・可愛いと思っている物を、自分自身で否定する」という状況だけで痛々しすぎて、観ていて辛かったです。

第1話のパートナー探しの理想がめちゃめちゃ高かったという事も考えると、ラビリンはプライドがちょっと高めなのかな、と思います。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

ちゆが教えてくれたペェ

ペギタンがまた面白いこと言ってる。ちゆは結構細かい物まで教えてあげているんですね。

ちゆに質問する姿は容易に想像できるのですけど、自分で調べてはいなそうなイメージがあります。頼りないというか…でも、思い返してみると8話(陸上回)でちゃんと調べ物していたので、やる時はやってくれるはず。

パンフレット

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

何でも無いラビ!

夜にベッドを抜け出してこっそりラベンだるまちゃんを眺めるラビリン、徹底していますね。そこまでして隠し通そうとする精神力がすごいと思います。いい笑顔。

びっくりイベント後、のどかが片手でラビリンを掴んでるシーンがあるのですが、よくある「敵幹部がする妖精の持ち方」でちょっとツボでした。普通の人が見れば違和感ないんでしょうけど。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

ちょっと可愛いね
私と一緒なら参加できるよね…友達なら当然だよ

この向き合って微笑みあうシーン、大好きです。
ラビリンが夜こっそりパンフレットを見ていて、隠したがっている、という情報だけで「ラベンだるまちゃんを(おそらく)好きで恥ずかしがっている」って読み取れるのどか凄くないですか?

私だったら「何でもないなら寝るけど…」が8割だと思います。

冒頭のラビリンの「友達なら当然」をここでお返ししてあげているの、好き好きポイントです。

ハーブガーデン

土生みきお

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

この子、あんまり人気なくって

ハーブガーデンのマスター(園長?)の土生みきおさん

「この子は絶対人気になる!」ってラベンだるまちゃんを大量発注している姿を想像すると面白いです。

とても魅力的なキャラクターで、今のところ「とりまく人々」枠で一番好きかもしれません。私もぬいぐるみを「この子」呼びする派なので親近感も湧いています。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

スタンプカードの途中景品でポストカードが付いているのが凄くリアルで、ポストカードだけでも喜びまくっているラビリンが可愛いです。あれこのポストカードのラベンだるまちゃん笑ってる!?つまり2種類あるという事ですね!

お茶をしている時、ラベンだるまちゃんの隣にラビリンを置いてあげているところに、のどかの優しさを感じます。

 

今日はあの子達来ないのかしら

表現が「あの子」ではなく「あの子達」なのが好きです。「のどかとラテ」を指しているという考えもあるかと思いますが、マスターのぬいぐるみの呼び方や、のどかがラビリンを「ぬいぐるみ」じゃなくて「友達」として扱っている事を考えると、私はこの表現の中にラビリンが含まれていると考えています。

喧嘩

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

それに、初めてだったんだ。友達と、ひとつの事で盛り上がれたのって

これまでの、のどかの観察眼の鋭さから考えるとラビリンが気まずそうにしている姿から、色々察する事はできたのではないかと思います(凄い事ですが)。

でも、この時ばっかりはラビリンの行動に対する違和感より「友達と盛り上がれたという喜び」を共有したい気持ちでいっぱいだったのだろうなと思います。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

ラビリンはそんなの別に欲しくなんてなかったラビ!
嘘だよ!私楽しかったのに!なんでそんな酷いこと言うの

「友達と一緒に盛り上がれたという事を共有したい」というプラスの考えが喧嘩のトリガーになってしまったのが本当に辛い。のどかもラビリンも感情的になっていて会話の間が短く「そう、喧嘩ってこんな感じだよね…」って思いました。

ひなた達の不安な顔といい、のどかの涙声といい、本当によく出来たシーンですよね。何度観ても涙目になります。

一番衝撃的だったのは、やはりラベンだるまちゃんを叩きつけるシーンです。あれだけ楽しみに、嬉しそうにしていたのに。私がのどかの立場だったら、仲直りはしても元の距離感に戻るのはかなり難しいと思います。

 

正直なところ、私はラビリンのような「好きを否定してまで隠したい」という考えは、理解できますが、共感はできません。

ただ、今回のニャトランやペギタンのように「意見を言っただけで否定はしていない」場合でもラビリンのように考えてしまう方がいるという事を留意して、これまで以上に気を使っていきたいと思いました。難しいね。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

Twitterのフォロワーさんで「小石の距離がのどラビの距離感を表しているのではないか」という考察をしている方がいました、確かに離れてる…よく気付きますねぇ。

喧嘩した後の夜

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

家出しないで、おとなしく?花寺家に帰っているところにはラビリンらしさを感じます。

のどかとラビリンは今までも、もちろん今回も同じベッドで寝ている描写がある子達なので、別のベッドで寝ている姿は物悲しいです。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

そっか、私初めてお友達と喧嘩したんだ

胸の苦しさに、体調が悪い時を思い出してしまうのどかが気の毒でした。過呼吸とかにならなくて本当に良かった。

のどかは入院生活が長かった影響もあり、友達と喧嘩した経験はなかったみたいですね。性格も、あまり喧嘩にならなそうなタイプなのでうなづけます。

周りからのサポート

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

好きなものは好きって言いたいじゃん
多分、どちらが間違ってるって話じゃないのよ

おそらくこの騒動で誰が間違っているか、という話の結論は人それぞれ違うことでしょう。それに対してはっきりと「どちらが間違っているわけではない」と言っているのはプリキュアらしい表現だなと思いました。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

可愛くねーとか思ったけどさ…悪かった
ごめんペェ

なぁ、のどかとちゃんと話せよ

こんな事になっても「可愛くねー」っていう自分の意見は変わらないニャトランが好きで、こういう人って結構信用できるイメージあります。

一応ラビリンがラベンだるまちゃん好きを隠す原因になった2人なので、ちゃんと謝罪パートがあってスッキリしました。

ビョーゲンズ

バテテモーダ

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

自分、ただ兄貴とお近づきになりたいだけなんすから~
俺はお前に興味ないし

まんまとグアイワルから信頼を勝ち取ったバテテモーダの次の標的はダルイゼン。でも、そもそも関心がないダルイゼンには全く効果なし。好きの反対は無関心とはよく言ったものです。

バテテモーダは、なんでそこまで幹部に気に入られようとするのでしょうね。自信があるなら実力で成り上がってしまえばいいのにな、なんて思ってしまいます。

メガビョーゲン

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

植物由来のメガビョーゲンはそこそこ久しぶりかな?と思ったのですが、前の登場は11話でした。おのれ休止期間。

戦闘シーン

変身

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

変身…できない

ラビリンが変身拒否しないなら喧嘩していても普通に変身しちゃうのかなーと思ったら、変身出来ない流れ!好き!

プリキュアの喧嘩で変身できないパターン、「変身できないから仲直りしないとね」みたいな精神にならないところが真っ直ぐで好きです。

パートナーと心が通じてないと変身ができない、という設定はこれからも活きてくると思うので楽しみですね。

仲直り

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

ごめんね…ラビリンの気持ちわかってなくて
のどかは全然悪くないラビ…謝らせちゃって、ごめんなさいラビ

ラビリンの耳が垂れているのが可愛い。

具合が悪いラテ様が良い仕事しました、本当にお疲れさまです、無理しないで…。ラビリンが顔を背けた時の怒り顔は普段見せない良い表情していましたね。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

ラビリンの事嫌いになったかもって思ったらずっと言えなくて、すごく苦しかったラビ
私、ラビリンと友達やめたくない

そんなの、一緒に決まってるラビ

変身しようとして弾かれたキュアタッチ仲直りの握手で回収、からの変身キュアタッチ!完璧です。

ぺろグレース

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

このぺろグレース可愛すぎます、いやー可愛い。心打たれた人も多いのではないでしょうか。

エピローグ

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

まさかのラベンだるまちゃん2体目。ハーブガーデンに通った結果もらったのか、のどかが欲しくなったのかは視聴者の想像次第ですね。

個人的には、ラビリンが投げたラベンだるまちゃんはちょっと汚れちゃって(なんなら一部破れて補修してても良い)、でものどかは思い出としてもそのラベンだるまちゃんが欲しくて、ラビリンの分をもらうためにもう1周スタンプを貯めた…みたいな想像をしています。

 

©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第15話本放送より引用

喧嘩しないですむ方法って、ないのかな…
でも、仲直りの方法はあるからいっか。

ダルマは倒れないわけじゃないけど、倒れても起き上がる。喧嘩しない事は難しいけど、仲直りの方法はある。という事で「だるま」のモチーフが完璧すぎます、ありがとうございます!

次回予告

なんか桃園の誓いみたいなの始まりましたね、モモゾノ…?全然予想つかないので次回を楽しみに待ちます。

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