【ヒープリ第1話のネタバレがあります。ご注意ください。】
ヒーリングっど♥プリキュア 第1話
「手と手でキュン!二人でプリキュア♥キュアグレース」
ヒープリについて
さて始まりました新シリーズ。
キャッチコピーは「手と手でキュン!ハートつないで地球をお手当て!」です。
公式が「ヒープリ」と略しているので、これでいきます(最近は公式略称があって楽ですね)。
気を付けないといけない点として、タイトルがヒーリング「っど」なんですよね。数年前に放送された「HUGっと!プリキュア」に引っ張られて濁点をつけ忘れがちです。
作品を通して、病気、自然を中心に描かれそうな感じです。それにしても「病気」ってまた難しいテーマを持ってきましたね。
軽い風邪等も含めると、病気にかかった事がない!という人はごく稀だと思うので、きっと誰でも共感はできると思います。
でも、「現在の技術では治らない(と言われている)病気」ってあるじゃないですか。「病気」を描くにあたって、この扱いをどうするか、非常に気になる所です(過去にプリキュア映画にて似た試みがありましたが)。
キャラクターデザインは山岡直子さん。とうとうこの時が来たか…!という感じです。可愛いし、美しい。ちゆなんて大人っぽすぎて最初見た時、衝撃を受けました。
ちょっと気になる点として「変身前の髪色がおとなしい」があります。今までのプリキュアってもっとはっきりとした髪色が多かったのですよね。ここら辺を現実に寄せてきている事にどんな意図があるのか、気になります。
音楽担当の方も変わり、雰囲気が変わったヒーリングっどプリキュア、楽しんでいきたいです。
オープニング
それぞれのキャラクターが個性を持って思いっきり動いている…のは毎年恒例なのですが、今年はいつもより動きが激しいと感じました。
止め絵はもちろん、バンバン動いている最中のどこを切り取っても皆いい顔しています。
感じたのは「映像と音を合わせている場所が多い」という事です。
音に合わせてキャラクター達が動いているのは観ていて非常に気持ちが良いです。
アニメを作るにあたって、絵を音に合わせるという事はめっちゃ大変という話を聞いたことがあるので、これも大変だったんだろうなぁ…と思いました。
©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第1話本放送より引用
もうこことか、変身前の姿で妖精(ヒーリングアニマル)と踊っている後ろで、さらにプリキュア姿で戦っている所を描くなんてすごい事をしています。
それぞれ個性的な動きをしていて、どういう子なのかイメージしやすいですし、枠もおしゃれです。
大人的にはコマ送りで観ないと両方追えない、と思ってしまうのですが、注目する場所を変えることによって、同じ映像でも何回も新鮮に観ることができる、と考えようと思います。
個人的に好きなシーンはこれ、ひたすらに格好いいです。
今作はオープニングスタッフがクレジットに記載されていました、なんという豪華なメンバー。素晴らしいオープニングをありがとうございます。
アバンタイトル
花寺家
だって、本物の海見るの久しぶりなんだもん
のどかは他の場所から引っ越してきたみたいです。やはり、登場人物が全員顔見知りというよりは、1人は外部から入ってきた方が視聴者としても共感しやすいですよね。
引っ越してきたのは「すこやか市」和風なお風呂、大きな庭、温泉街、観光地。温泉行きたくなりますね。
舞台が海に近いという事で、S☆S(スプラッシュスター)を思い出します。
海に向かって座って話している所を後ろから映す構図が好きなのですが、早速1話で見られて満足です。もっと見たい!
花寺のどか
しょうがないよ、だってあの子、やっと自由に走れるようになったんだから
車に乗っている時の、のどかの言葉の違和感の答えがここにありました。アバンから重すぎ問題その1。
第1話のアバンでこんなに重い言葉あります?まだオープニングも流れてないんですけど…。まぁここで出してきたって事は、シリーズ全体を通して描いていきますよ、という事なのでしょうね。
ヒーリングガーデン
©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第1話本放送より引用
心の肉球にキュンときた人間に、それを渡しなさい
アバンから重すぎ問題その2。今回の妖精枠、ヒーリングアニマルの故郷であるヒーリングガーデンの状況はかなり悪そうです。
それぞれのヒーリングアニマルについては追々書いていこうと思います。
すこやか市
雰囲気
聞いてたとおり体に良さそうな街だ
すこやか市に引っ越してきた理由のひとつは「体に良さそうだから」なんですね。
積極的に観光客に話しかけに行ったり、お婆さんの荷物を持ったりと、人助けしまくるところはプリキュアらしいです。
のどかはコミュニケーション能力が高そうなので、それを活かして転校先の学校でもいい感じに馴染めるといいなと思います。
私今、皆の役に立ちたくて仕方ないんです
のどかのハイテンションの影には、(おそらく)病院生活から久しぶりに外に出た反動もあると思うので、基本的に元気に過ごしてくれるとは思いますが、いつかそれが切れてしまった時が怖いなぁと思います。
平光ひなた
第1話の原則「プリキュア達とのコンタクト」1人目は平光(ひらみつ)ひなた。一瞬読めませんでした。岐阜に多い苗字みたいです。
お家はアニマルクリニックとカフェをやっているようで、動物病院の娘プリキュアが増えました。「ヒーリング」の名称もあるので、フレッシュプリキュアコラボ回があっても良いんじゃないかなと思います。
少ししか話していないのに、早速「めっちゃ」を使っていました。私も「めっちゃ」を使う頻度が高い人なので、今年もガンガン出していこうと思います。
ヒーリングアニマル達
うさぎと猫の肉球はわかるけど、ペンギンって肉球無くない?と思っていた所、ご丁寧に足の裏の肉球を見せてくれていました。まぁ、ペンギンっぽい見た目のヒーリングアニマルなわけで、ペンギンそのものではありませんから…。
ヒーリングアニマル達の性格的に、ひなたとニャトランはめっちゃ気が合いそうです。ちゆとペギタンは…ペギタン側が足を引っ張る(と思う)中で優等生がどう動くか、また逆にそんなペギタンが活躍する回が楽しみです。
のどかとラビリンは、今回よりかは次回にたくさん描かれそうな感じですね。ラビリン理想高すぎ問題をどうするのか気になります。
いきなり人前に出て喋るあたり、後先考えないという事なので「半人前」と言われていた理由がなんとなくわかりますね。通行人に荷物で吹っ飛ばされるラビリン、申し訳ないのですが妖精枠に対する扱いが雑で笑ってしまいました。
沢泉ちゆ
第1話の原則「プリキュア達とのコンタクト」2人目は沢泉ちゆ。スポーティな感じで格好良い。
少し走っただけで息が上がってしまっているのどかに苦笑い。(おそらく)クラスメイトだと思いますので、のどかの境遇を知った後の反応が気になります。
花寺のどか
ふわぁ~、生きてるって感じ~
放送前に公開されていたこの口癖、まさか第1話にしてここまで重い意味に反転するとは思ってもみませんでした。
のどかの病気(弱?)設定ですが、これからどんな展開になるかというワクワク感より、13話とか、38話とかそこら辺でとてつもなく重い回が来るんじゃないか、という恐怖の方が強いです。
戦闘シーン
メガビョーゲン
終盤強化されて「ギガビョーゲン」とかになる未来が見える!
第1話で敵の強大さを強調する必要があるからなのか、サイズがかなり大きめだと感じました。
~のエレメントに感染?して召喚ですが、場合によっては人相手にも使えそうなのがちょっと怖いです。
メガビョーゲンが出現するたびに調子が悪くなるラテ、本当に可哀想すぎる。
しかも対処が遅れれば悪化しちゃうという設定付き。ヒープリはなんでこんなに過酷な設定ばかりなんだ…。
ダルイゼン
©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第1話本放送より引用
今回の敵組織は「ビョーゲンズ」、幹部のひとり「ダルイゼン」の登場です。
ちょっと気になるのは、イヤリングの形がキュアグレースのモチーフである花型なのですよね。しかも召喚バンクでこれでもか!というくらい見せてくる。確実に何かあります。
戦闘終了後に「報告」と言っているあたり、上司にあたる存在がいる事、組織になっている事が読み取れます。
プリキュア?あの古の…いや、人間がそんなに長生きできるはずがない。あいつは別人だ
もはや定番の設定ですが、プリキュアは伝説の存在みたいです。
ラビリン
初見の時「飛べたの!?」と大変驚きました。でも冷静に考えてみると高い所に登っていたシーンもありましたし、なんならオープニングで飛んでいました。
重量物(今回で言うとラテ)を持って飛ぶことはできないみたいです。
©ABC-A・東映アニメーション ヒーリングっど♥プリキュア 第1話本放送より引用
おい、生きてるか?
メガビョーゲンに立ち向かうもボコボコにされるラビリン、効果音のおかげで多少マシに見えますが、このシーンかなり可哀想です。
しかもその後、ラビリンは倒れてきた木に足を挟まれていますし、ちょっと演出過剰な気がします。私はかなり怖い描写だな、と感じました。
そしてニャトランの言葉に注目します。「大丈夫か?」とかじゃなくて「生きてるか?」です。ここでその言葉を選択するのには、何か意図があるのではないか、と私は考えてしまいます。
「病原」が敵な事もあり、この先「死」という話題にも踏み込むのではないか…とかなり不安です(面白さが、とかではなく重い展開に私の心がついていけないかもしれないという心配)。
キュアグレース
大丈夫、私はもう走れる!
決めたじゃない、今度は私の番
重い、設定が…重い!
なんかもう、のどかが無理して倒れちゃうみたいな回ありそうですね。この元気というか勇気が、空回りする感じがラビリンと似ているのかもしれません。
だからって放っとっけないよ!
ラビリンと一緒にプリキュアになるラビ!
ヒーリングステッキそのものが変身アイテムなんですね。プリアラみたいに変身アイテムとは別の必殺用アイテムだと思っていました。
重なるふたつの花、キュアグレース!
ピンクキュアなので変身バンクはシンプル。白衣みたいなマントがスカートに変わる所、好きです。
歌のない変身バンク、1年聞いていないとめっちゃ久しぶりに感じます。手持ち無沙汰というかなんというか。
「グレース」について調べたところ、上品、優美、寛容、場合によっては神の恵み、みたいな意味もあるみたいです。興味のある方は詳しく調べてみたらいかがでしょうか。
プリキュア第1話伝統の大ジャンプ!先輩方より低めかもしれない。
「二人でプリキュア」というサブタイトルにある通り、ひとりでは変身できないみたいですね。
ラビリンの意思でシールドを出したり、変身解除できたりと、ヒーリングアニマル側の意思が直接関係してくるので、コンビネーションが重要になってきそうです。来週早速解散の危機みたいですが…。
「キュアスキャン」等、新しい用語がいっぱい出てくる上に、おもちゃの機能と思われる「肉球を~回タッチするラビ!」がチュートリアルらしくて面白いです。
プリキュア・ヒーリング・フラワー!
ひーりんグッバイ…
お大事に!
グレースがメガビョーゲンを貫通している事は置いておいて、決め台詞の「お大事に!」はかなりいい感じだなぁと思いました。
メガビョーゲンを撃退した後、一応周りが治る描写があったのでちょっと安心です。
花のエレメントさん
ペギタンの聴診器の位置にちょっと笑いました、ペンギンって耳そこなんだ。
メガビョーゲン出現で調子悪くなったラテをエレメントさんの力で回復、がこれからの流れになりそうです。しばらくするとこの部分の尺が短くなるか、ほとんど描写されなくなるような気もしますが。
エンディング
エンディング曲、めっちゃ好きです。
CG技術も進化していて、本当毎年驚かされます。プリキュアを知らない友人に毎年見せに行くほどです。こればっかりは観てくださいとしか言えないです。すごい。
エレメントさんどーこだ!
初見の時、あまりに唐突すぎて笑っちゃいました。
ちゃっかり東映アニメーションのヒープリのページに「ヒーリングっど♥ゲーム」というボタンがあって、Youtubeの動画が観られるようになっています。
アイキャッチ
毎度の事ですがアイキャッチのちびキャラ、とてつもなく可愛いです。
次回予告
早速の解散騒ぎ。2人目のプリキュアは1週間おあずけみたいです。ちょっと珍しいですね。まだまだわからないことだらけなので、大人しく次回を待とうと思います。