トロピカル~ジュ!プリキュア 第4話のゆるーい感想です!
トロピカル~ジュ!プリキュア 第4話
「はじけるキュアパパイア!これが私の物語!」
オープニング
正直、映画仕様オープニングは無いと思っていたので意表を突かれました。
今年の春映画本編は出演シリーズがヒーリングっど、プリキュア5(GoGo)の2作品なので、トロプリのオープニング映像には向かないなーと思っていたので…。
オープニング映像は1分に満たない時間とはいえ、もとになっている映画短編の分数があまりにも短いので、下手しなくても全動画公開になっちゃうんじゃ…って思っています。
日常パート
人魚姫
何度読んでも、綺麗で切ないお話
人魚姫のお話がサラッと説明されていました。
終わり方としては泡になった後は精霊(?)になる話もあるのですが、プリキュアではそこまでは描かないんだなーって思いながら眺めていました。気になる方は調べてみてください。
公式で「ポーカーフェイス」と表現されていて、更にはオープニングダンスもほぼ無表情で貫いたみのりん先輩ですが、人魚姫を読み終わった後に微笑みを見せてくれたので、ちょっと安心しました。
オープニングが無表情なのは、ダンスに不慣れで緊張してたからなのかなーって想像するとめっちゃ微笑ましいです。
カフェスペース
いっそ好きなことが全部できちゃう部があれば、めっちゃトロピカっちゃうんだけどなー!
無ければ作れば?
早速PrettyHolic2階のカフェスペースが使われてる!
(ローラがいる都合上)他のお客さんがいないので、ただのフリースペースな感じに見えますが、ドリンクがしっかりしているのでカフェで間違いないと思います。
実は定休日で、トロピカルジュースはさんごが作ってくれた…って事にしましょう。
部活を自分たちで作ろう!ってなったらまず、手続きの仕方とか、そもそも新入生が作れるのかどうかを考えると思うんですよね。活動内容も周りから見たら全く具体的じゃないですし。
そんな前提条件をふっ飛ばして「まず部活の名前を悩んだ」ところが、すっごくまなつらしいなと感じました。トロピカってる!
まなつとローラが完全に調子乗ってる(こういうところ相性バッチリですよね)ので、ブレーキをかけてくれる、さんごの存在が非常に貴重です。2人目に選ばれているのにも納得です。
逆に、さんごというストッパーがいるからこそ、まなつローラは全力を出せると思うので、この3人のバランスがめっちゃ良いなぁって感じています。
マーメイドアクアポットから頭だけ出してるローラには笑いました。生首が浮いて喋ってるなんて目撃されたらもう大騒ぎですね。
人魚の世界と人間の世界を救った戦士、それこそがプリキュア!
プリキュア情報の補足が入りましたが、2話でローラが言っていた「人魚はプリキュアになれない」って記述は全くありませんでしたね。イメージでは足がありましたけど。
むしろ過去の時点で「人魚の世界と人間の世界を救った」とされているあたり、お互い協力しあっていたのは明白なので、人魚側にもプリキュアがいてもおかしくないです。
…あえて書きますが、私はどちらかというとローラにはプリキュアになってほしくない派、かなぁ。
図書室
2年2組、一之瀬みのり
みのりん先輩って呼んでもいいですか!?
早速まなつ節が炸裂していますね!
自己紹介(強制)が終わったと思ったら、いきなりあだ名提案と相変わらず手順をすっ飛ばしたコミュニケーションをしかけていくわけですが、そもそも物理的に近すぎ!絶対に初対面の距離感じゃないです。さんごが止めようとする気持ちが痛いほどわかります。
探していた人魚姫が見つかった嬉しさで前のめりになってるんじゃないかな、とフォローは入れておきますが、まなつは誰にでもこれをやって色んな人をドキドキさせてそうですよね。
今回注目したい「光と影の演出」が早速ここら辺から登場しています。みのりん先輩は影側、まなつは光側ですね。後述する場所だけでもすごいインパクトなのに、こうやって事前にちょくちょく登場させるところが用意周到だな…と感じます。
人魚や妖精って信じますか?
お話としては好きだけど、あくまでおとぎ話だから
人魚姫の本を持っていただけで、聞いてもいないのに「みのりん先輩も人魚姫好きなんですね!(満面の笑み)」って言い切れるところが強すぎます。いや大正解なんだけど!
ここ、まなつの「人魚姫好き」に対して、わざわざ「私は”大”好き」って表現を大げさにして返しているんですよね。好きどころじゃない、大好きなんだって言い直しているわけで、みのりん先輩の人魚姫大好き度がビシバシ伝わってきます。
直前まで楽しそうに話していたのに、人魚や妖精を信じるかの話題になった途端、メガネの反射で瞳が隠れて表情も硬くなり、ほぼ感情を読み取れない雰囲気になってしまいましたね。
表情の変化が少ない子だからこそ、メガネの反射や声色といった他の要素を使って感情をわかりやすく表現しているんだろうな、と感じました。テクニックがすごいです。
ちゃっかりまなつのバッグのアクセサリーとして出演してるマリングミケースさん。4月26日発売なのでまだ欲しくても手に入らない代物です。
こういう細かい登場もされると、より欲しくなっちゃうんですよねぇ。
マーメイド伝説
前は文芸部にいたと思うけど…雑誌にも文書を書いてたはずよ
ローラが読めるように本を置いてあげているの優しい。
マーメイドアクアポットを振られてローラが「うわぁぁぁ」ってなってますが、実はこれ製品版で似たような事できるんですよね。待機画面で上の押し込みボタンを何回か押すとできるのでお試しください。
やめて!…人魚なんて、現実にはいないし、私の小説もつまらないただのおとぎ話だし
でも、本当に面白かった!私、この続きを読みたいって思いました
目の前で創作物のあらすじを話されるのってちょっと恥ずかしいかもしれないですね。
鉛筆を落として芯が折れるシーンを描くことで、慣用句の「筆を折る」を演出しているのがわかりやすく印象的でした。「削ればまた新しい芯が出てくる」って考えることもできるのが鉛筆の良いところですね。
おそらく問題の基点となっている文芸部員ですが、顔をしっかり映していないので後々キャラ設定が固まってから、みのり成長回で登場しそうですね。楽しみです。
フィクションの存在を信じるかどうか、前日の段階では「どうかな?」と濁していましたが、この時は感情的になって「いない」と言い切っちゃっています。
みのりは本心では妖精や人魚にいてほしいと思っていそうなので、自分に言い聞かせているような雰囲気を感じました。物語に夢中なまなつから過去の自分の面影を感じたのかもしれませんね。
メガネの反射が気になって気付きづらいですが、別れる直前に一瞬口を噛みしめるような動きもしていて、みのりの葛藤について細かいところまで丁寧に描かれていると感じました。
人魚展
今ちょうど、人魚展をやってるの。行ってみたら
くるるんよりジュゴンの方が圧倒的に出番あるのが不思議でなりません。実は隅っこに映ってたり…しない?
人魚展に行くまでのシーンでサラッと流されてましたけど、どうやら土偶はトロピカってるらしい。わ、わからん…。
こんなの、人間の勝手なイメージだわ!
船を座礁させた話やミイラは人間のイメージだろうけど、人魚の像は結構いい線行ってるんじゃない…?とか思っちゃいました。一緒に並んで隠れられるレベルだもんね。
ローラばれ
海に飛び込み、泡となって消えてしまうの
は~あ!?人間のために消える?なにそれ!
せっかく隠れてるのに自分から見つかりにいくスタイル好きですよ!にしし顔がまぁ可愛い。
トロプリで「人魚」が登場すると聞いてからと言うもの、無いとわかっていながらもローラが泡になって消えてしまう展開が来るんじゃないかと若干不安でした。
が、ローラ的には「は~あ??」らしいのでちょっと安心しました。ローラの夢は女王になることなので泡になったら達成できないもんね。
尾ひれタッチ
なんなら尾ひれに触ってみる?
なにかと尾ひれを触らせたがるローラに笑っちゃいました。さんごにもやってたよねそれ。
そういえば尾ひれ触る発言、まなつには言ってないよねーって一瞬思いましたが、言うも何も初対面かつ数秒で尾ひれ掴んでましたね。トロピカってる。
みのりん先輩
プリキュアなんて、私には…
私には無理。できない。空想と現実は違う
「マーメイド伝説」がネガティブ思考スイッチになっちゃっている感じがします。
ローラと話している時は日の当たる場所にいたのに、「できない」っていう思考になった途端、そこから影の中に移動しちゃうんですよね。メガネ反射も合わせて、みのりの心の明暗がわかりやすく描かれています。
まなつは励まそうと近づきはしますが、影の中には踏み込まなかったのが印象的です。図書館の時のように強引に行けば反射的に引いてしまうかもですからね。
戦闘シーン
ヌメリー
今回は、別の方にお願いしましょうか
あたしドクターなんだけど
あとまわし陣営のドクター、ヌメリーが初登場ですね。なまことかアメフラシとか、そんな感じのモチーフなのかなって感じがします。
プリキュアの敵組織シーンって、敵ボスが幹部をいじめるような、いわゆる「胃痛シーン」が多いのですが、今回はボスがやる気がないですし、幹部同士みんな仲良さそうなのが胃に優しいです。やっぱりオープニングで楽しそうに踊ってるだけある。
…治療されてるチョンギーレめっちゃ可愛いんだけど!
土偶ヤラネーダ
さぁ、優しくやる気パワーを吸い取ってあげなさい
やる気パワーを吸い取るのに優しさがあるらしい。ドクターっていう立場上なんだろうけど優しいのか…な?
プリキュア伝統の支えるパターン!今回は押し返すまでは行ってないので押し返しではないですけど。
ある程度人数が揃ってきた時のお決まりパターンとして、よく適当に縛られるなりして若干違和感を感じたりするのですが、今回はかなり自然に時間を稼いでいましたね。
みのりの一歩
まなつは信じてる!あなたならプリキュアになれるって。
あなたがいないって決めつけてた人魚だって、ほらここにいるし!勇気を持って前に踏み出せば、なんだってできる。その足は、何のためについてるの!
「人魚好きってとこだけ評価する」みたいな軽い事言ってたローラが本当いい仕事しましたね。
この演説力というか説得力は女王の器な気がしてきましたもん。今までのローラならパクトが光らなかったことから諦めていたように感じていましたが、まなつの感覚を信じて行動しているように感じました。
人魚がいた、小説も面白いって言ってくれる人がいた、となるともう、みのりを止められるのは自分自身しかいないんです。
そこからの!「足はなんのためについてるの」が本当にアツくて、人魚姫が大好きなみのりにとってはクリティカルすぎる言葉だったに違いありません。しかもそれを人魚から言われてるって、もう一歩踏み出すしかないじゃないですか。
そして、満を持して踏み出す一歩が影から光への一歩なんですよね。この一歩があまりにも大きすぎて涙目になっちゃいました。
キュアパパイア
ひらめくフルーツ!キュアパパイア!
めっちゃ良い、めっちゃ良いです…。
まさかパパイアにこんな意味があるとは思ってなかったんです、トロピカルなフルーツだからつけたんだろうなーとしか思ってませんでした。
プリキュア状態になると普段より表情豊かになるっぽいのはCMなどの情報で知っていたので、変身前と後のギャップをどう埋めるのか、埋めないのならその違和感をどうするのかが結構気になるポイントでしたが、完全に理解しました。
キュアパパイアの姿って、みのりが自分の内に秘めた「なりたい私」なのかもしれませんね。なんにせよ「マーメイド伝説」に出てくる「伝説のパパイア」が関係している事は間違いないです。
自分の書いたマーメイド伝説を否定しながらキュアパパイアに変身するとは考えづらいので、ネガティブ思考スイッチになっていた事に関しては乗り越えられたんだと思っています。
バンクの内容で言うと、メガネを外すのをわざわざ描いているのが好きポイントのひとつです。
まるで空想のお話みたい。でもこれが、私のリアル!
公式ページに書いてないだけで「リアル」が口癖なんじゃないかと思うくらい連呼してましたね。
いわば自分の思い描いた「憧れの主人公」に変身できたわけで、内心めちゃくちゃ嬉しいと思うのに、冷静に「リアル…」って言えるところがすごい。
直接攻撃というよりかは目潰しでしたが、話題の果汁ビームも早速登場してファン的にはもう言うことないですね(?)
あ、そうそう「パパイヤ」じゃなくて「パパイア」なので間違えないようにしないとですね。
ぱんぱかパパイアショット
©ABC-A・東映アニメーション トロピカル~ジュ!プリキュア 第4話本放送より引用
とにかく見た目が楽しい技ですね。
自分がパパイアになったあげく半分に割れたり、不思議なポーズ(キュアハッピーを感じる)で出てきたりと冷静に考えると訳わかんないのですが、楽しそうだからよし!
くるくるビクトリーが本気で楽しそうで可愛いです。
エピローグ
で、もう一度聞くけど、尾ひれに触る?
すごくリアル!
やっぱり触らせたがりローラ。
3話でさんごに触らせた時「可愛い!」って沢山言ってもらえたから、人間は尾ひれ触ると可愛さを感じるのかも…と勘違いしてる可能性さえありますね。
次回予告
あすか先輩がくるぞー!!文字通り絡んでるローラがめちゃくちゃ気になります。