【ヒープリ第45話のネタバレがあります。ご注意ください。】
ヒーリングっど♥プリキュア 第45話
「おいでませ♥ヒーリングガーデン!」
ヒーリングガーデン
出発!
相変わらずみんなより遅れ気味なひなたが微笑ましいですね。
のどかとちゆは30分くらい前からいそうなタイプなので仕方ないのかもしれないけど!
アスミちゃんとラテによろしくな
のどかパパの言葉に「ラビリン」の名前が入っていないので「みんながプリキュアの正体を知っている」事に、のどか達は気付いていないようですね。前回あんなに露骨だったのに…。
ヒーリングガーデン的な所に遊びに行く展開は、いつもは中盤の山場を終えた24話くらいにやるお話なので、最終話にして初めて訪問なのはめっちゃ新鮮でしたね。
その分最終回な雰囲気も少なく、お別れ感が薄かったのが印象的です。
ラテの成長
みなさん、お久しぶりです
ラテ、飛べるようになったー!
ラテって飛べる系ヒーリングアニマルだったんですね!
テアティーヌ様があんまり飛んでるイメージが無かったのでてっきり飛べないものだと思っていました。
すあま
す、すあま…?ここら辺から、今日完全にネタ回では?と思い始めます。
ラテの言葉は、人間界よりヒーリングガーデンの方が人目を気にせず言葉の練習ができるので、これからどんどん上達するんだろうなぁって思います。
「ラビリンとすあま」って全然語感は似ていないので、ラビリンが「すあま」呼びされてるのって、たぶんラテなりのイジりですよね。
ニャトランあたりがふざけて教えて、言ってみたらみんなの反応が面白くてハマってるんだと思います。ラテラビリンの仲良さだからこそできる悪ふざけって感じしますね。
なんで「すあま」なのって話はヒープリ感謝祭で触れられていましたので、気になる方は見てみてみてね。
ぶっちゃけた話、私すあまって食べたことない上にそもそも知らなかったんです。
なので、このネタはメインターゲットの子供達に伝わるのかな…と疑問に思いましたが、ラビリンがすあまに変身(?)するシーンが「すあまを知らない子でもなんか勢いで笑える」ように描かれているように感じたので、全くの杞憂でした。
という事で先日、人生初の「すあま」を食べてみたわけですが、ほぼ大福の中身をなくしたやつな感じなので、体は餡子を求めているのに中身が無い…でも餡子をつけたら「すあま」の味じゃないし…というジレンマを抱えた不思議な味でした。
甘すぎない素朴な味という感じだったので、お茶と一緒にまったり食べるのが向いてるなーと思います。
おみやげ
すこやか市の名物といえば、これよね
2泊3日コースかな?ってくらい、みんな大荷物だったので気にはなっていましたが、まさか全部すこやか饅頭とは思いませんでした。
地味に伏線バッチリなのに思わず笑っちゃいました。
ヒーリングアニマル
おい、あれは人間じゃないか
えっ知らないの?って一瞬思っちゃいましたが、視聴者側だから色んなヒーリングアニマルを知っているだけで、のどか達が知っているヒーリングアニマルってラビリン達だけなんですよね。
テアティーヌ様でさえ最終決戦でようやく初対面だったので、他のヒーリングアニマル視点で考えると確かにそうなるよねーって思いました。
ヒーリングアニマルは、みんな地球から産まれるペエ
最終話にしてまさかの新要素!思い返してみればアスミも地球から産まれたようなものでしたね。
アスミが自身の事を「精霊のようなもの」と言っていた事からヒーリングアニマルも「地球の精霊のようなもの」と言えそうです。それはそれで納得。
蝕まれた場所
ラビリン、あそこは何?
キングビョーゲンが攻めてきたときに蝕まれたとこラビ
今までの流れからすると、メガビョーゲンなど蝕みの原因となった敵を浄化すれば、蝕まれた場所も浄化されていたので「ん?キングビョーゲン浄化したよね、なんで?」って疑問に思っちゃいました。
キングビョーゲンは「ナノビョーゲンの集合体が、成長した個体を取り込んで進化した個体」なので、進化の経路は違くても他のビョーゲンズとの差はありません。
となると、今まで周りも一緒に浄化できていたのは「症状が悪化する前にお手当てできていたから」で、もし長い時間蝕まれていたら親玉を浄化しても元には戻らなくなっていた…という事になります。
ヒープリの皆がいかにギリギリの状況で戦っていたかがわかります。知ってたら重圧でメンタルやられちゃいそう。
サルロー
人間など、もはやビョーゲンズと変わらんからだ
俺に言わせれば、ヒーリングアニマルは人間だって浄化していくべきなんだそういう考えもあるのですね
おそらく、ヒーリングガーデン内でも意見が分かれる議題なんでしょう。
どちらの否定もせずに中立を保ったアスミが物凄く頼もしくて、登場したばっかりの時が懐かしくなるレベルの「大人っぽさ」を感じます。
この議題に対して真に中立に立てるのは自分だけと理解しているのかもしれませんね。
キングビョーゲンにも言われた。…人間も変わらないって
人間が便利に暮らすために空気や海を汚しているのも、事実よ
サルローの言葉に眉を動かして反応していたのは、のどかでした。
突然の言いがかりに驚いた、落胆した、という雰囲気では無かったので、最終決戦の後にのどか自身この議題について考えた事があったんだと思います。
キングビョーゲンの言葉を思い出して、そしてたぶんダルイゼンの言葉も思い出して、人間もビョーゲンズと同じかもしれない…とひっかかっていたなら、今回の出来事はのどかにとって前に進む大きな一歩だったのかもしれません。
とかなんとか!書きましたが!
最終回は楽しい話にしよう、という雰囲気を感じたのでいっそ思い切り楽しい話にしてほしかったなぁ、なんて思っていました。
44話で綺麗にまとめたんだから、環境の話なんて蛇足なんじゃないかなーって。
「思っていた」なんて書いたのは理由があって、今はそう思っていません。
ヒープリ感謝祭を観ることでこの最終話でのどかが得た思いを知ったからです。あれ、正直本編でやっても良かったんじゃないの、と思ってます。
戦闘シーン
メガビョーゲン
すこやか饅頭は6個入りでひとつラビ!
すこやか饅頭を攻撃するなど、私にはとても…
真面目方向に話が流れているので、最後の最後に重い展開が来るかも…と構えていたら、とんでもギャグパートにヘアピンカーブ!
ここまで来ると脳がついていけずに「どういうこと??」ってひたすら笑ってました。
人間がナノビョーゲンを持ち込んだんだ
禍を持ち込むのはいつだってお前ら人間なんだ!
なかなかの言いがかりですね。
ギャグパートの雰囲気だったので「野生のナノビョーゲンってなんなのー」って笑ってましたが、ナノビョーゲンはキングビョーゲンが消えても出現するという事は「のどかのように正体不明の病気にかかる人がいなくなった訳ではない」という事なので、冷静に考えるとちょっとしんどい話です。
しんどい話ですが、現実的とも言えるので難しいところですね。
キュアサマー
あの姿は…まさかプリキュア
なーかなか強引な展開で後輩プリキュア、キュアサマーの登場!登場初撃がおしりパンチと、先輩へのリスペクトも忘れない良い後輩ですね(?)。
軽快に話をしながら、片手間に敵をあしらう姿が早速頼もしくてトロプリが楽しみになります。
戦闘中にダメージを受けて倒れてるっていうのに、なぜかすこやか饅頭をひたすら押し付けられてるこのシーン、純粋にわけわかんないし、可愛いしでめちゃくちゃ好きです。
たぶんちびっ子大爆笑ポイント。
テアティーヌの考え
あなたの言う事もわかるわ…人間には未来を変える力もあると信じたいの
人間を浄化する覚悟は持っているけど、そうならないと確信しているような、そんな口ぶりでしたね。
もしヒーリングアニマルと対立してしまったら、とか考えると物凄くしんどい悲しい話になりそうなので私は考えるのをやめました。
のどかのためならダルイゼンを助ける事もいとわない、と言ったラビリンはもしかしたら人間側に味方してくれるかもしれません…ね。
ヒーリングっどシャワー!
アース、見ちゃだめラテ
どうみてもただじゃれあってるだけで笑いました。
普通に目開けてるじゃん!って思って見ていたら、撃つ直前だけ目を閉じていて思わず声出して驚いちゃいました。だって最終話でバンクに手を入れるなんて思わないですよね。
しかもこれ、まさかの感謝祭でも取り上げられていました。気付いてたよ!
エピローグ
トロピカル~ジュ!プリキュア
きっとまた会えるよね!
うん、グレース、まったねー!
また会える…?
公開時期から考えて春映画の本編にトロプリは参加しないので、たぶん短編の話かなぁと思っています。
もしこれが先の話、秋映画がコラボになる流れはすこーし嫌だったりします。
先輩プリキュアとのコラボはもちろんめちゃくちゃ嬉しくて、どのシリーズが来ても喜びに咽び泣くわけですが、秋映画ってやっぱり現行シリーズの成長を物凄く実感できる場所なので、単独映画がやっぱり観たいなぁって思うんです。
地球のお手当て
私達にもできる、地球のお手当てを考えていきます
私たちも、一緒に考えてみませんか
ここで!ボーカルベストに収録されている新曲「We are Alive!!」流しますか…Google翻訳さん訳ですと「私たちは生きています!」ヒープリ最終回のシメにふさわしい力強い曲ですね。
北川理恵さんの歌声のパワーでほぼネタ回だったのに涙目になるなどしました。
ひと悶着あったサルローとの話も、ヒーリングアニマルと人間が協力しあって地球をお手当てしていく、という流れができていてひと安心です。これでしんどい展開を想像しなくてすみますね(たぶん)。
エピローグ
これからも、やることいっぱいだね
地球のお手当て、まだまだ続くもんね
生きている限り、戦いは終わらないってことね全部丸ごと、生きてくって感じ!
生きてくって感じ、生きてくって感じかぁ…としばらく放心状態でした。
のどかの「生きてるって感じ」を聞くと、どうしても過去の闘病期間があったからこそ「今」生きている事を実感しているように思えてしまい、辛いものがありました。
本人はそこまで考えて言っていないと思いますが、完全に部外者である私がそう思うのですから、のどかの家族や親しい人はなおさら複雑に感じていたと思います。
その、いわば呪いのような言葉が(個人の主観です)、一文字変わるだけで、視点が「今」ではなく「これから」に変わるだけで、こんなにも前向きで明るい言葉になるんだなぁと感動で胸がいっぱいです。
これは1年間積み重ねてきた「生きてるって感じ」すべてがあるからこそできる技で、最後の最後まで隠しておくにふさわしい、まさに切り札のような演出だったと思います。
最後のシーンは、ヒープリの中心にいつもあったハートの灯台から、海に繋がっていくのが後輩へのバトンタッチになっているようで、うまいなぁ…としか言えないです。
まぁ、バトンタッチムービーは別にあるんですけどね!
エンドカード
げんきでね
最高かー!元気にがんばります…
ナノビョーゲン達も描かれていて、キャラ全員への愛が伝わってきます。表情もにこやかで、舞台裏みたいな感じで和みます。
ビョーゲンズなのに変わりはありませんが、ヒーリングっばいされた後のナノビョーゲンは無害なのできっと大丈夫ですね。
生きづらい時代と言われて久しい現代ですがシンプルに「生きているって素晴らしい!」というメッセージを子どもたちに届けたい。
そして、目の前に、こんなにも素晴らしい世界が広がっていることを感じて欲しい。
ヒープリが始まる時、安井Pが公式ページでこう語っていました。
次期的に、このコメントを書いた時には、こんなにも生きづらい時代になるとは思ってもみなかったと思います。
コロナ禍という思いがけない障害、偶然重なってしまった「病気」「生死」というテーマ、そういった難しい環境の中で、「生きる」という根源的なテーマを描ききってくれたヒープリは、このタイミングで放送されるのが運命だったんじゃないかと思っています。
ヒープリに関わったすべての皆様、1年間、素敵な作品をありがとうございました。
ヒープリ感謝祭
今年はオンライン開催となりましたが、とにかく開催された事に感謝しかないです。
45話は最終回感が薄かったので、楽しい感じでトロプリに繋がったなーと油断していたら、感謝祭でやられました。
本当に素晴らしい内容でしたし、微笑ましい裏話や企画もあって充実した2時間(くらい)でした。早く映像化されてほしいです。
ほんとに!感謝祭も含めて実質最終回と言っても過言ではないと思っているのでぜひぜひチェックしてみてください。
バトンタッチ
ヒープリを観てプリキュアを好きになってくださった方、是非「トロピカル~ジュ!プリキュア」も観てみてください。
のどか達の後輩も応援してあげよう、そんな軽い気持ちで問題ないと思います。はまってしまったらそれはそれ、好きなプリキュアが1チーム増えるだけです。
私の予想ですが、トロプリは全体的に楽しい雰囲気になりそうなので、きっと元気をもらえると思いますよ!