【ヒープリ第44話のネタバレがあります。ご注意ください。】
ヒーリングっど♥プリキュア 第44話
「みんなでお手当て!すこやかな未来のために」
ネオキングビョーゲン戦
再戦
使い勝手の良いやつであったが、まぁよい
今度こそ、あなたを浄化する!
ビシッと啖呵を切って、勢い良くオープニングに突入!最終決戦って感じがしますね。
アースのワープを使って格好良く合流していましたが、確かあれ連続使用できない設定だったような…アースが気合でなんとかしたんでしょうね。
シンドイーネが浄化された事を知ったネオキングビョーゲンは案の定、部下を物のようにしか思っていない感じの発言をしていましたね。
ただ、ナノイーネ(ちっちゃいシンドイーネ)にまだ意識があったとしたら「使い勝手の良いやつ」と聞いてめちゃくちゃ喜んでいることでしょう。
やはりビョーゲンズはビョーゲンズの力を吸収する、さぁ、続けて参ります!
さすが最終決戦、戦闘シーンが重厚で観ていて圧倒されます。
水と火のエレメントの合わせ技で、水蒸気で視界を奪ってからの音のエレメント強襲シーンが、それぞれの特徴を活かした上での息ピッタリで思わず「かっこいい…」って声に出てました。
唯一ぷにシールドを持たないアースをみんなで順番に守って、渾身の一撃を入れる流れがビーバレ回のパスを思い出してめちゃくちゃアツかったです。直前に円陣組んで気合を入れていたに違いないですね!
地球全土汚染
成長しきったネオキングビョーゲンが本気を出しての地球全土汚染。
地球が丸ごと~ってのは割とよくある展開なので、ぶっちゃけ地球よりもなかなか汚染されない位置だったハート型の灯台が蝕まれてしまった事に絶望感を強く感じます。
ネオキングビョーゲン内
生きるということは戦うこと、戦いに勝ったものだけが生きることを許される
そうだね、私もそう思う
「生きることは戦うこと」って最初に聞いたときは、また随分な極論を持ってきたなぁと思いました。だって私生活で戦闘をしてる人なんてほとんどいないわけですから。
でも、のどかの言葉を聞いていくうちに自分の思考の浅さに気付かされました。病気、自分の未来、自己嫌悪、大切なもの…みんな形は違えど何かと戦ってるとも言えるんですね。
1年間かけてじっくり描かれてきた、のどか達の具体例と一緒にそんな事言われたらもう、おっしゃるとおりです!としか言えないです。
だから私は、戦い続ける!…勝つためじゃない、負けないために!
すこやかに生きられるように…奪ってくる、あなたみたいな存在のせいで、悲しむ人が増えないように!
「勝つためじゃない、負けないために」って言葉、めちゃくちゃグッと来ました。
どんなに強大な敵で、どうしても勝てないと思ってしまっても「負けない」事を繰り返す事でいつか新しい道が見えるかもしれない。
「絶対に諦めない」という強い気持ちが、ネオキングビョーゲンを真っ直ぐに見つめる、のどかの視線から伝わってきます。
正に今、私達はコロナ禍という先の見えない持久戦をしている最中ですので「生きる」という長期戦において、すごく大切にしていきたい考え方だなぁと思いました。
諦めないプリキュア
諦めない人が一人いれば、勇気づけられる人が生まれるラビ
一緒に戦う仲間が増えるラビ!
仲間ができたら、支えあえる
弱い心も、貫きたい強い思いも
そして一緒に立ち向かえる
失敗しても、間違っても
笑い飛ばして、フォローしあって
もっと大好きな仲間になる
大切なものがどんどん増えて
もっともっと守りたくなって
もっともっと諦められなくなるのです
本編の言葉はなるべく文字起こししないように心がけているのですが、今回だけは許してください。
だって全員の言葉ひとつひとつが、それぞれこの1年を通して学んできた成長の証で、どうしても省略できませんでした。
変身!
一人じゃ難しくても、みんなで手を取り合って、諦めずに、戦い続けます!
もうだめ。
初見の時はここらへんからほぼ思考の更新が無くなって、涙をだーだー流しながらただただプリキュア達の有志を眺めるだけになっていました。勝ちBGM格好いいよう…
この星の全ての皆さんと、手と手を繋いで、ハートをつないで、地球をお手当てするんだ!
ヒープリが始まる時に公開されたキャッチコピー、覚えているでしょうか。
「手と手でキュン!ハートをつないで地球をお手当て!」です。
キャッチコピーを回収した上に、自分たちだけだった「手と手」の輪は地球全体に拡がり、それがきっかけでネオキングビョーゲンという「世界に害を及ぼす病原菌」を倒す…綺麗な流れすぎてもう何も言えません。
ヒープリはお手当てというテーマでありながらコロナ禍とタイミングが被り、難しい環境での作品となりましたが、現実とのリンクという点であまりにも一致していて、今年放送される事が運命だったんじゃないかとさえ思います。
ネオキングビョーゲン浄化
わたしたちは、生きることを!すこやかな未来を!諦めない!
プリキュアは毎年進化していて、それぞれのシリーズにそれぞれの考えがあります。
特にヒープリは例年以上に色々な議論がされたと個人的に思っていますが、やっぱり「私達は、諦めない!」は初代から続くプリキュア魂のひとつだと思っています。アツい。
まさかのネオキングビョーゲンの「ヒーリンぐっぱい…」には、シリアスなシーンながら「みんな言うんだな…」とか思っちゃいました。
グアイワル、ダルイゼンの分も含まれていると考えて真摯に受けとめようと思います。
エピローグ
プリキュア
ありがとう、優しく真っ直ぐな地球のお医者さん達
全力を出して本当に疲れ切っていて、でもやりきった満足そうな寝顔…という絶妙な表情がすごく丁寧に描かれていました。映像ってすごいなぁ。
戦闘が始まったのが夕方で、終わったのが夜明けなので徹夜で戦っていた事になりますね。あんな所で寝ちゃうのもわかります。
すこやか市
知らなかったな、この子達がずっと私達を守ってくれてたなんて
今まで通り、何も知らない、という事で
倒れているプリキュア4人をみんなで取り囲んでいるのはちょっとシュールで笑っちゃいました。なるほどとりまく人々。
今までプリキュアだとバレる事はあっても、プリキュア側がそれに気付かないってのはなかったはずなので、実はこういう展開初めてなんじゃないですか…?
視聴者にもわかりやすいように、とはいえ流石に行動がバレバレすぎるので、のどか達が気付くのも時間の問題でしょうね。
学校関係者で知っているのは先生と益子君だけだと思っていたので、クラスメイト全員が振り向いていたのには正直驚きました。ってことはほぼ全世界にバレてるって事じゃん!
ヒーリングガーデンへ
アスミちゃんもヒーリングガーデンに行っちゃうんだね
やっぱりお別れしちゃうんですね、そういう回もありましたもんね…。
こちらとしてはもうずーっと一緒にいてほしいと思っちゃうのですが、新たなビョーゲンズが現れた時のために…とか言われちゃうともう何も言えません。
来る時は少なかった(自分の住む場所だけだった)荷物が、帰る時はめちゃくちゃ多くなってるのに気付いて目頭が熱くなりました。絶対ラベンだるまちゃんとか入ってる。
危ないことに巻き込んじゃってごめんラビ!
ずっと心配してくれてたもんね、ありがとう。でもね、私ね、大変だったけど楽しかったよ
本当に、ラビリンは最初からずーーっとのどかの事を心配していましたよね。
やっとのどかを危険な事から解放できたって気持ちと、同時にお別れしなければいけないという気持ちがぶつかって胸がいっぱいになっているのが声からもビシバシ伝わってきます。
「大変だったけど楽しかった」
楽しかったけど大変だった、ではなく大変だったけど楽しかった。比重としては楽しかったの方が強く思い出に残っているように聞こえます。
のどかに至ってはこの1年どころではなく、人生ほとんどを対ビョーゲンズに捧げてきたわけです、視聴者の私から見ても辛くなるようなしんどい展開がたくさんありました。
それでも、大変だった思い出もあるけど最終的に「ラビリン達と出逢えて楽しかった」という思い出が強く残るなら、失ったものより得たものの方が大きいと考えてくれているなら、本当に良い出逢いだったんだなと思います。
そしてそこからの前期エンディングテーマ、もう完璧ですよね。
みんなもヒーリングガーデン、遊びに来いよな!
遊びに来いよな!じゃないよ!アスミがこっちに残るならまだしも、移動手段がないでしょうよ…。
エレメントさんどーこだ
たぶん初登場の雲のエレメントさんと虹のエレメントさん。
設定はあったけれど、お話的に出る機会がなかったのかなーなんて予想しています。真相は設定資料集の中に。
アニメージュ
ちょっと話題になったアニメージュの話。
内容については詳しく触れませんが、コロナ禍でヒープリはどういう影響を受けたか、ダルイゼンの流れを含む製作側の考え、ひなたママの話など、気になる情報盛りだくさんでした。
今の時代はこのような雑誌や、ブログ、SNSなどで製作側の考えが昔より拾いやすい環境になっていて、議論も活発化していると思います。
製作者側の意図を知識として得るのは楽しい事だと思いますし、私も好きです。
でも、それを知った上でも結局のところ自分がどう感じたかが大切だと思っている派です。受け取り方は人それぞれなので!
次回予告
お別れつらいよ~って言っていたら即再会で「それでいい!!」とか叫んじゃいました。
楽しい最終回を期待してます!