トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話のゆるーい感想です!
トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話
「トラブル列車!あすかの修学旅行!」
アバンタイトル
寝台列車
©ABC-A・東映アニメーション トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話本放送より引用
あすか、食べる?
うん?ありがとう
トロピカる部では面倒見の良いところばっかり見られるので忘れがちですが、あすかってクラスメイトとワイワイするより、ここで描かれているように一匹狼な感じで過ごしているタイプでしたね。
同じ車両(部屋)の子達とも距離を取るのはなかなか徹底しているなって思いますが、周りもそれを分かっていて丁度よい距離感で接してくれているのを感じます。
良いクラスメイトですね!そして一番奥の枕持ってる子がかわいい。
侵入者
やばいやばいやばい
どうも
くるるん!
開始30秒で情報量が多い!
早速ローラが無理やり修学旅行についてきたのが判明、サブタイトルが出る前から「トラブル列車」が始まっていると分かるのが面白いです。
手がはみ出しているバッグを持って車内を走るって見た目がもう緊急事態で、見つかったら大騒ぎ間違いなし。焦る気持ちもわかります。
そんなあすかの気持ちもいざ知らず、どうもー♪って調子乗ってるローラが可愛い…けど当事者だったら絶対イラッとすると思う。
走るプリキュア
きっと間に合う、プリキュアなら!
気になってたんだけど、なんでそんな大きな荷物なの?
何かあったら一応泊まれるようにって
ここまででお腹いっぱいなのに、さらに列車を追いかけるサマー達と色んな要素てんこ盛りの良いアバンタイトルです…!
この時点だと「ローラを連れ戻しに来た」ようにしか見えませんが、真相は違うのがうまいミスリード誘いだなーって思いました。
修学旅行
ローラ
こっそりとね、来ちゃった☆
「来ちゃった☆」じゃないだろ!
大丈夫よちょっとくらい
立派に無賃乗車&宿泊なので見つかったらこちらも大騒ぎなのですが、まぁローラは気にしないですよね。
しかも外に出て早速見つかっているあたり本当に危ないですこの子。
ヌメリー
変装して忍び込んだの
ご苦労なことね
敵が目の前にいるってのに一緒にくねくねまでしていて、緊張感ゼロというか修学旅行の空気で浮かれている感じがします。
しかも、一番浮かれているのが修学旅行参加者じゃないってのがまた面白いです。
列車だと騒ぎになる、駅で外に出ろ
なーによ威勢がいいわね…どうせこんなに狭い所じゃ超ゼッタイヤラネーダを出せやしないもの
あすかの巧みな作戦と誘導のおかげで、ひとまずの危険は去ったといえるでしょう。
ミカン食べて呑気に構えていたら出し抜かれちゃったヌメリー、あとまわし陣営らしいのんびり感が溢れ出ています。
こっそりヤラネーダを作られていて、水族館の時みたいに少しずつ吸われていたら車内はパニック状態になって修学旅行どころじゃなかったので、良い判断だったんだなーと思います。
白鳥百合子
滝沢さん、誰と…
ずっと1人だ
さっき外で誰かと揉めていたんじゃ…
いや、別に
回想シーンを観た後だからわかる、わざわざの名字呼びが心に刺さります。
まさか31話になってそれが繋がるとは思いもしませんでしたが、最初に2人が登場したときに「滝沢…あすかさん」と含みのある呼び方をしていたのを思い出しました。
生徒会長として言うわ。また揉め事を起こさないで
なに
わざわざ「また」をつけて強い言葉にした理由は、あすかが何かを隠していることを見抜いていて「ここまで言えば気を付けてくれるはず」という気持ちも入っていたのかなって思います。
長い付き合いならではのやりとり、って感じですね。バチバチですが!
変わってないのね
トドメのこの言葉ですよ…はーしんどい。もう仲良くして…
過去の話から察するに、この2人は仲が悪いというより「意見が合わなかった」の方が近いと思います。なので、百合子はあすかを苛立たせたいという意図はありません。
じゃーなんでこんな事言うのって話ですが、あすかの反応から「あの時の自分の行動は間違っていなかった」という気持ちが変わっていないのを感じ取って、こんな言葉が出てしまったんじゃないかなって思います。
©ABC-A・東映アニメーション トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話本放送より引用
「なかよしのうた」を流しながら、
- 楽しそうに談笑しながら食事をするクラスメイトの中で、ひとり食事をする白鳥百合子
- ひとりで夕日を見る滝沢あすか
を見せるのほんっっとずるいです!否定じゃなくて使い所完璧すぎてぐうの音も出ないって意味でずるいです。
例の事件さえ無ければ、百合子の隣の席にはあすかがいて、きっと周りと同じように楽しそうに談笑をしていたのかも…と考えると涙が止まんないです。
あすかと仲間
ねぇ、さっき生徒会長の言っていたもめ事って…何?
別に、大したことじゃない
この話題に触れられた時、平静を装っているあすかの手がピクッと少しだけ動く演出を入れているところ、芸が細かいポイントです。
踏む込みにくい話題をザクッと聞きに行けるのはローラらしく、すぐに話そうとしないのもあすからしく、それぞれ個性が出ていて、そうなるよねー…ってうなずきながら見ていました。
旅の恥はかき捨てって言うじゃない
意味が違うだろ
旅先では心を開いて打ち解けられるってことでは?わたしたち仲間でしょ
ここで!女王候補ボイス(私がそう呼んでいるだけです)出すのずるい…!!
話そうとしなかったあすかが事の顛末を話してくれたのは、ここでローラが「仲間」という単語を出したからだと思います。
一度は「仲間なんていらない」と思っていたあすかですが、5話でプリキュアになった時に
もう一度信じてみるか、仲間ってやつを
って言っていました。
あすかは自分の決めたことを曲げるタイプでないのは、今までの話を見れば明らかです。
「本当に仲間として信じるっていうなら、隠しておくべきではない」って考えたからなのかなって思いました。
テニス部の事件
私があなたを信じないわけないでしょ!でも、あなたの対応は決して正しかったとはいえない
そんなのおかしいだろ、こっちは何も悪くないのに棄権!?
お互いに名前呼びですし、今のバチバチ具合からは考えられないほどの信頼関係なのは明らかです。
この事件、私が想像していた「陰口」なんかよりよっぽど悪意が強くて正直驚きました。
ここまでする…?って感じですが、中学校ってこういうことがありがちなのはよく分かります。
手を出してしまったあすかにも問題はありますが、どうしてもモヤモヤする事件ですね。
棄権します。テニス部の部長として仲間のために
そんな仲間なんて、いらない…
「白鳥百合子として」ではなく「テニス部の部長として」というのがポイントです。
こんな事件が起きて、話し合ってどうするかを部長判断で決めることになったらやっぱり棄権するのが安定でしょう。
でも「白鳥百合子として」はあすかと一緒に抗議したかったんじゃないかなって思います。
テニス部の部長として…
生徒会長として…出たな、生徒会長として
この「~として」という言い回しは今も使っていて、あすかもそれを気にしている様子が描かれていました。
今後あすかと百合子の話があるのだとしたら…いや、ある!あると信じているのですが、その時は「白鳥百合子」としての思いをあすかと話し合い、この出来事に決着をつけてほしいと思っています。
仲良く笑っているふたりの姿を公式で見られるって信じています。頼むよトロプリ…!
あすからしいわね。
それで生徒会長とも険悪ってわけね
ローラの「はぁ~!?なにそれ!!」が聞けなかったのはちょっと残念ですが、あすかの雰囲気を察しての反応でしょう。できる女王候補です。
こんな話をまなつが聞いたら各方面(特に生徒会長)にアタック仕掛ける可能性がありそうですし、ここで話を聞いたのがローラだけなのも何か理由がある気がします。
戦闘シーン
列車ヤラネーダ
やっと追いついたわよ
列車で悪役に襲われる、乗客が昏睡状態になる、となんか最近話題のアニメ列車映画がよぎ…るのは考えすぎですね。
生徒会長
ローラさん!?どうしてあなたがここにいるの?
今はそれどころじゃないだろ!
あすか!
修学旅行先で避難方向から逆に走る1年生徒に対する反応なので、引き止められるのは当然すぎてちょっと笑っちゃいました。
百合子に引き止められて難しい状況ですが、あすかは冷静に判断して乗客の避難を最優先としていて、ヌメリー遭遇時もヤラネーダ襲来時も最善の対応ができています。
百合子の言う通り、カッとなる性質は変わっていないのかもしれませんが、そこから冷静になって行動できるように成長しているんだってところを見せてくれていますね。
あすかも百合子も、お互いに緊急事態時には名前呼びが出ているのが「通常時は意識して名字にしている」のが伝わってきて良きです。
キュアフラミンゴ
大丈夫か?
えぇ…大丈夫です
少しとはいえ言い争っていた直後ですし、心配だけど気まずいからフラミンゴに変身してから話しかけたんじゃないかなーって思っています。
声とかでバレるでしょ!っていうのは無しの方向で!!
©ABC-A・東映アニメーション トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話本放送より引用
ぶっとびフラミンゴスマッシュ!
単体技がテニス風だったのがここで活きるの!!?って大喜びしちゃいました。
ダブルスで、いつも一番身近で見ていたフォームですから見間違えようがないですもんね…!
この記憶がこれからどう繋がっていくのか楽しみでなりません。
全員集合!
ところでラメール!
それより、行くわよ!
どこ探してもローラがいないから、修学旅行についていったんじゃ…と予想はしていたみたいな反応で笑っちゃいました。
完全に余談ですが、修学旅行中なのに全員集合っていう「ついてきちゃった☆」系の無理矢理な展開、プリキュア初ではないのが長くやっているシリーズの面白いところですね。
エピローグ
帰宅
暗くなるまでに帰ろう!
それにしてもあすかの忘れ物をプリキュアになってわざわざ届けるなんて、よくやるわね
列車でまる1日移動する距離って相当ありそうですが、そんな距離をプリキュアの力で走る…っていう発想が力強すぎます。しかも帰りも。
あすかの枕
©ABC-A・東映アニメーション トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話本放送より引用
わざわざ枕をね
変わらないわね。枕が変わると眠れないの
合宿の時に判明した「枕が変わると眠れない設定」がこんなところで活躍するんですね!
緊急事態を経てあすかと百合子の関係がどう変わったのか気になって仕方ありませんでしたが、最後はお互いに嫌な気持ちにならない「変わらないわね」を挟んでくれたのでちょっと安心しました。
くるるん
くるるーん
この重めの回に完璧なオチを残してくれたくるるん最高!でも、最近くるるん忘れられがちでちょっと可哀想!
なにが面白いって、修学旅行2日目にあざらしのぬいぐるみを抱きながら観光するあすか先輩とか最高じゃないですか…!
くるるんも、主食の貝殻クッキーが無いはずなので、それ以外の食べ物を好きになって帰ってくるとかありそうです。
次回予告
なんで修学旅行2日目が描かれないのー!!っていうわがままはこれで最後にします。
でもあすかと百合子の関係は最低もう1話くらいやって、すっきり解決してほしいです。
次回はさんご回ですね、楽しみに待ちましょー。